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東大阪市と置き勉問題の解決に繋がるバッグを研究・開発

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(株)エスエスケイは、昨年5月に大阪府東大阪市と「市民の健康的な生活の実現と地域の活性化に資する」連携協定を締結。その一環として、通学バッグの総重量が健康への悪影響を及ぼすという「置き勉問題」への解決策のひとつとして、健康で快適な学生生活を目指した通学バッグの開発を、ドイツのアウトドアブランド「Schoffel(ショッフェル)」で始めました。
 

健康で快適な学生生活を目指した通学バッグ

教材の重量化からくる通学バッグの総重量が子どもの健康に悪影響を及ぼすことで、教科書などを学校に置いて帰る「置き勉問題」が話題となっています。昨年9月には、文部科学省が全国の教育委員会に、宿題で使わない教科書などは教室に置いて帰ることを認め、重量に配慮を求める通知を出した。

特に体の小さな、成長期にある小学生に問題があるとされるこの置き勉問題だが、疲労感の少ない通学スタイルがあればという思いと、エスエスケイが展開するドイツのアウトドアブランド「Schoffel(ショッフェル)」のノウハウを通学シーンに活用する狙いで、東大阪市立日新高校に協力を要請し、バッグのモニタリングを開始しました。

 

置き勉問題にキャスター付きリュックを

これまでの通学シーンではあまり使用されていなかった、トロリーバッグ(キャスター付きリュック)を通学シーンに活用することを提案し、生徒会の13名に対してモニタリング。2サイズのキャリーバッグを1ヶ月間使用してもらい、バッグを変更することによる通学時の疲労度や満足度、商品に対する改善点などのアンケートを行いました。

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その結果、実施前に通学に疲労を感じていた生徒の約6割に疲労の改善が見られました。さらに、仕様・デザインについても生徒たちの意見を盛り込んでいく新商品を開発中で、今夏、一部直営店舗で発売をする予定。今後も改良を重ね、学生が楽しく、快適に通学できるバッグの開発を継続。「快適な通学」というかたちで、健康へアプローチしていきます。

 

商品スペック

品名:RUCK CARRY (21L) 
価格:16,000+tax
サイズ:縦45×幅31×奥行19cm 容量:21L 自重:約1.7㎏
カラー:BLACK, GREY 

 

Schoffel(ショッフェル)について

1804年、ドイツ南部の小さな町でショッフェルは誕生。ストッキングやソックス、帽子などの手編みのニット製品から始まり、現在ではアウトドア・スキーの分野において、ドイツでもトップクラスのアウトドアブランドに成長しました。ドイツ本社には、商品の企画・開発のための自社工場を併設。2世紀以上にわたる丁寧なモノづくりは、高い評価を呼び、ドイツ警察のオフィシャルウェアとして採用されるほど。ショッフェルは「身近な自然」へのふれあいを大切にしており、限られたアウトドアズマンのためではなく、身近な自然を楽しむユーザーを意識した製品を企画・開発。日本では、東京・中目黒や日比谷をはじめ、全国9店舗のオフィシャルストアを展開しています。
【ショッフェル公式ウェブサイト】