WORK

スポーツと共にある人生、
チーム販促からできること


エスエスケイはチームビジネスの強化を重要なテーマとして掲げ、スポーツチームや選手に寄り添い、商品サポートはもちろん、チームの課題解決に協力できるパートナーになることを目標にしている。営業でエリア販促を担当するメンバーはアマチュアチームと接する最前線。そのエリア販促の最年少、入社1年目の荒木に話を聞いた。

Meiko Araki 荒木芽依子

東京ビル勤務 /東京6課所属
2022
4月入社 / 最終学歴:大卒、文理学部/ インタビュー:20232月実施

GKで培った俯瞰力

小学6年生から本格的にサッカーを始めた荒木は、今も社会人リーグでプレーを続ける。小学生時代は、男子と外遊びをする活発的な女子で、スポーツが得意だった。「基本、何でもできたんですけど、足でボールを扱うのが上手くできなくって。悔しくてサッカーを習い始めました。背が高くて、キャッチができるという理由で、中1GKをするように。試合に出られるし、やっているうちにGKが好きになって」

GKって最後の砦で、自分が失点さえしなければ、チームが負けることはない。自分次第で結果を変えられるという可能性に気持ちが震えました。最初は、11など飛び込んだりするプレーが怖かったんですが、それも克服してできるように。それに、フィールド全体が見られるポジションで、後ろからコーチングできることも面白みのひとつ」と語る。

「大学時代、グループで話していても、しゃべっていない友だちに話しかけちゃって、友だちの知らない面を新しく知ったりするうちに、話題も増えてコミュニティが広がりました」とGKで培った俯瞰力が日常生活にも役立っていると感じている。

スポーツに関わる仕事に

「中学生まではなでしこジャパンになりたい、と思っていました。中学3年生時に、トレセンにも選ばれているGKが入ってきて、『無理かもしれない』って1度は思いましたが、全国GKトレセンに選ばれるまで頑張って。そしたら、そこにはもっとすごい人がたくさんいて、年下でも活躍している選手も」と挫折から上を向いて練習を続けて一歩進んだ先に、さらに優れたGKがいることに衝撃を受けた。

「当時はまだ女子サッカー選手はプロじゃなかったこともありましたし、所属していたクラブの小学生チームのコーチをしたり、審判をしているうちに、サッカー選手じゃなく、スポーツに関われる仕事をしたいな、と思うようになりました」と意識の変化を語る。

大学では教員免許も取得。体育の先生になることも考えたが、「社会に出て学べることがあるはず。スポーツで色んな人に関わりたい」とスポーツ関連企業を中心に就職活動を行った。エスエスケイ入社後は、商品部に配属され、ラケットスポーツとセレクトスポーツの商品MDのサポート業務を担当。「今まで知らなかったスポーツなので、手探りの毎日でした。こんな感じなのかな、と思っていた時に異動になって、エリア販促を担当するようになりました」と入社3ヶ月で担当が変わった。

ワーク・ライフ・バランス

「今は学校やクラブなどアマチュアチームに対して、商品の提案とサポートをヒュンメルで行っています。チームとブランドの間に立ち、現場の声をブランドに反映させることも可能に。そういう風に、自分がメーカーとして仕事に関われているのが楽しいですね。ヒュンメルがハンドボール日本代表をサポートしているという強みを生かして、自分の担当エリアでハンドボールのチームを増やしたいと思っています。個人的には女子サッカーチームをとりたいですし、プロ販促にも興味があります」と将来を見据える。

男社会だというスポーツ販促の世界で、「1年目の若さと女性というだけで、自分のことを覚えてもらえるメリットがある」と話すが、営業の女性の未来はどうなるんだろう、ということも考える。「就活時から女性のキャリア形成に興味があって、そういう視点で会社を見てきました。結婚しても、出産しても働き続けたいですし、仕事も家事も男性と対等でありたいと思っています」とワーク・ライフ・バランスの視座は常にある。

「今はまだ自分1人で仕事を完結することができていないので、先輩社員に教えてもらいながら、チームとの繋がりやお店との関係、商品の流れなどを踏まえて業務を進めています。今後は、チームに対して自分から発信できるようになりたい。チームとして一体感を高めたり、独自性を追求するお手伝いができるし、ヒュンメルのブランドミッション「Change the World Through Sport.(スポーツを通して世界を変える)」にあるように、スポーツで取り組みを行うこともできます。

スポーツの楽しさ

荒木は、3月に行われたインクルーシブサッカーイベント『ゴチャタノ2023』にも参加。ヒュンメルがサポートする知的障がい児・者サッカースクール『トラッソス』と行うイベントで、知的障がいのある人とない人が同じチームになってサッカーを楽しむ1日だ。荒木は準備や運営の手伝いだけでなく、チームに入って子どもたちと一緒にプレーした。


「学生時代、学童のバイトで知的障がいや発達障がい、四肢不自由のお子さんと接していた経験があるので、このイベントも楽しみでした。全日本知的障がい児・者サッカー競技会『にっこにこフェスタ』でスタッフとして関わったことはありましたが、今日みたいに一緒にプレーする機会が楽しく、もっと関わっていきたいと思いました」と語る。

子どもの頃からスポーツをしてきた荒木にとって、「スポーツのない人生が考えられない。私はスポーツと共に成長してきた。スポーツで勝った喜びや体を動かす楽しみ。トラッソスもそうですが、シリアスにやる競技だけじゃなく、生活のプラスになるスポーツもあります。そうしたスポーツの楽しさを色んな人に知ってもらいたいし、広げていきたい」と前を向いた。