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ジェーンスタイルをきっかけに、
女性の健康美を提案

東京支店でウィメンズチームに所属し、自社ブランドJanestyle(ジェーンスタイル)の販売を担当している佐々木純子。「自社ブランドとメーカー商品をミックスすることで、より市場にマッチした提案をする」ことができ、一ブランドに収まらない可能性がある。彼女は、それが「メーカー機能と卸機能を合わせ持つエスエスケイで働く面白さ」だと語る。

Junko Sasaki 佐々木純子

東京支店勤務 / アパレルグループウィメンズチーム所属
1993年入社 / 最終学歴:高卒 / インタビュー:2016年10月実施


人に学ぶ

教科書をめくる勉強が嫌いだったという彼女は、大学進学ではなく、人から学ぶことを求め、就職を選択する。高校へ届いた企業からの求人案内は、銀行とスポーツ会社の2業種だった。女子校ということもあり、同級生が誰一人エスエスケイを知らない中、父親の影響もあり野球好きな家庭で育った彼女は、「あのCMのSSKだ」と思ったという。

彼女が入社した当時、仙台支店では高卒入社の女性社員は3年で退職、というような流れがあった。しかし、ルーティンワークも正確に、かつ効率的な方法に改めていくことで支店長から認められた彼女は、自社ブランドやメーカーの展示会、組合活動など、社外に出ていくことを勧められた。展示会では、持ち前の芯の強さを発揮し、担当ではない店とも積極的にコミュニケーションを図った。

女性目線の提案を

エスエスケイが女性社員に対して総合職への職種転換制度を導入した2006年、彼女が申し出たのは自然な流れだった。「女性目線の提案をしていきたい」というのが、今も続く彼女のモチベーションである。「例えば、今、ウィメンズチームでは、ジェーンスタイルに加え、ボディーアートとダンスキンの3ブランドで売り場提案をしています。ただ、ショップにはナイキもアディダスもその他多くのブランドのウィメンズウェアがあります。そうすると、販売店様の視点はもちろん、ユーザーの視点としても、その3ブランドだけ考えていても、成果が出ないと思うんですよね」

その姿勢は、ウィメンズチームにいる後輩にも伝えている。「今、売上を作っていくことだけを考えれば、3ブランドで提案していればいいのかもしれないけれど、あなた個人の将来を見据えた時、取扱いブランドがたくさんある卸機能を持つエスエスケイのメリットを生かせることはたくさんあるから、可能性を閉じてしまわないほうがいい」、と。


人と繋がることのできる
スポーツの良さ

仙台から東京に転勤して3年。
「もう若手社員ではなく、『できません』なんて言えなかったので、プレッシャーも強かった」と振り返るが、ジェーンスタイルの売上も含め、着実に成果となっている。「エスエスケイはメーカーではありますが、私自身は何かを作ろうとは思っておらず、人から得られる信頼が仕事の面白さだと感じています。提案を受け入れられ、店頭にコーナーができる。仕入れ取引のないブランドについても、意見を求められる。エスエスケイや商品への信頼に加え、自分への信頼が重なった時にやりがいを感じます」

「ジェーンスタイルは、スポーツブラをコアアイテムに、女性のバストと健康美をサポートするブランドです。それ自体、一人の女性として共感できるのですが、このブランドを販売していく面白さは、美しく健康的でいたいという女性のために、他ブランドのウェアやサプリメント、健康器具など、いろんなものを絡めていける楽しさがあることなんですよね。スポーツの良さって、年齢や性別、学歴や職業、国籍も問わずに、誰かと繋がっていけるものです。私は誰かにとっての繋がりのきっかけを提案しているのだと思っています」