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『送球ボーイズ』原作フウワイさん「集大成としてのネズ高ユニフォーム」

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春の全国中学生ハンドボール選手権大会(春中ハンド)で毎年ヒュンメルとコラボ企画を行ってきた人気ハンドボール漫画『送球ボーイズ』。原作のフウワイさんに、新型コロナウイルスのために中止になった今年の大会や発売中のヒュンメルコラボユニフォーム、ハンドボールの魅力などについて話を聞いた。

 

新型コロナウイルスで中止になったハンドボール全国大会

『送球ボーイズ』は、日本で唯一の連載中ハンドボールマンガで、富山県氷見市の火鼠高校が舞台。また、氷見市は、春中ハンドの開催地であることから、連載が始まった後の2016年の大会以降、春中ハンドの会場では、大会オフィシャルパートナーのヒュンメルとの共同企画や作者によるサイン会などのイベントが実施されてきた。しかし、今年の春中ハンドは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために中止に。

フウワイさんは、「2月末に中止の発表があった時は、こんなに大ごとになるとは思っていなかったです。選手や大会関係者はもちろんですが、僕たち送球ボーイズスタッフにとっても残念なことでした。氷見での春中はこの4年ずっと行かせていただいている大会。落ち着いたらプライベートででも氷見に行こうと思っていたのですが、それもできなくって」と話す。

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中学生から社会人までハンドボールをプレーし、今も関東2部リーグのチームで体を動かすというフウワイさんは、「学生時代の練習はつらかったですけど、ハンドができない日常が想像できない。家にいたってハンドがやりたくなってくるはずだし、自宅で過ごしているハンドボーラーの気持ちは察するに余りあります。ハンドをやりたい欲求の一助に、『送球ボーイズ』がなればいいのですが」と言葉を詰まらせた。
 

ヒュンメル公式火鼠高校ハンド部ユニフォーム


そんな中、春中ロスの子どもたちや全国のハンドボールファン、送球ボーイズファンに届けるべく、主人公のチーム火鼠高校ハンドボール部ユニフォームをヒュンメルが『送球ボーイズ』と共同で作成。5月6日までヒュンメルオフィシャルサイトで注文を受けつけている。

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「原作を再現したユニフォームを初めて手に広げて見た時、『これ、漫画に出てるやつ』と感動しました」と喜びを語る。「シンプルなデザインですが、サイドが黒のラインでしまっていて、かっこよく見える。ユニフォームブランドのヒュンメルから発売ということでのオフィシャル感がいいですよね。ここまでしていただける漫画ってなかなかないよな、と思います。今まで春中ハンドで組んでやってきた集大成として誇らしい気持ちです」と話した。
 

未開拓だったハンドボール漫画での試行錯誤

「ハンドボールは、全力で走って跳んでぶつかるスポーツ。手を抜く暇さえないくらいに休む時間がないっていうのが大きくって、全員が一体になって全力でプレーする」とハンドボールの魅力を語る。フウワイさんは、その特性を表現しながら、漫画ならではの面白さを追加している。「ほんとの試合はこうじゃないと感じるところもありますが、漫画としての面白さを優先しています。どこまで競技者に寄るかは難しいところですね」と試行錯誤を繰り返してきた。

「もともと漫画家志望じゃなくって、普通に社会人だったこともあり、これだけ続けさせてもらっているって奇跡的だな」と語る。これまで様々なスポーツ漫画がある中で、ハンドボール漫画は2巻までしか続くことがなかったが、『送球ボーイズ』は、15巻までの累計が38万部を突破した。

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「ただ、やらせてもらってはいますが、商売ですし、本屋さんの売り上げが厳しいなど聞くにつれ、心配は常につきまといます。それでもハンドボール漫画という、今まで誰も長くやってこられなかった分野で、これだけ続けられているのは自信になりましたし、読者の皆さんや一緒に組ませてもらっているスタッフや関係者のおかげというのは強く感じます」と語る。最新の16巻が6月12日頃に発売予定となっている。2021年に向けて、ハンドボールへの注目が高まる中、『送球ボーイズ』の快進撃から目が離せない。

 

送球ボーイズについて

富山県氷見市の高校ハンドボール部を舞台にした日本で唯一の連載中ハンドボールマンガ。体格の大きな選手が有利とされるハンドボールで、経験が少ない小柄な選手でも活躍できる様子を描き、多くの部活アスリートから共感を得ている。社会人までプレーしたフウワイ氏が描く、骨太のスポーツマンガは、WEBマンガ「裏サンデー」で好評連載中!
【裏サンデー】】https://hayatoa.official.ec/