PEOPLE

《特別対談》高橋由伸 × 佐々木恭一
スポーツの魅力と未来を語る

エスエスケイ(SSK)は、スポーツに深く携わることにより、共感される企業を目指しています。それはスポーツを通して人と人の出会いがあり、友情の輪が拡がり、互いを認めあい、平和な未来に繋がることを願っているからです。今回アドバイザリースタッフである読売巨人軍・高橋由伸監督と弊社社長の佐々木恭一が、スポーツの魅力、そして未来へのビジョンについて語り合いました。 (読売ジャイアンツ球場にて)

スポーツの魅力

佐々木社長(以下、佐々木) この度は、シーズンご苦労様でした。

高橋由伸監督(以下、高橋) はい、ありがとうございます。選手時代も含めSSKさんとは長いお付き合いになりますね。

佐々木 高校時代からのチームの用具サポートを含めますと、四半世紀になります。プロとしても活躍脚光を浴び、高橋監督は子どもたちの憧れの選手でしたので、SSKとしても非常に光栄なことだと思っています。

高橋 選手として一生懸命プレーしてきたつもりです。それを子どもたちが見て、憧れを抱いてくれたり、野球を始めるきっかけになったという話を聞くと、本当にプロでやってきて良かったと感じます。長く野球に関わってくることができたのも、野球には人を惹きつける見えない力があるからだと思います。

佐々木 野球をはじめスポーツには、何か一つの目標に向かってメンバーを一つに纏め、成長させる魅力がありますから。

高橋 そうですね、私もチームの優勝という目標に向かって頑張ってきました。

佐々木 監督はいろいろな国際大会へ出場され、多くの経験をされたのではありませんか。

高橋 特にキューバの選手とは試合をすることが多かったですね。またプロ野球では毎年“助っ人”として外国人選手がプレーします。彼らとコミュニケーションをとり、考え方やプレースタイルの違いを認め合うことを心がけてきました。

アンバサダーとして

佐々木 スポーツを通して交流対話することで多様性を認める、まさにそれが重要ですね。

高橋 野球だけでなく、個人競技でも、スポーツはさまざまな人間関係で成り立っていることが人を惹きつけるのではないでしょうか。スポーツには夢があり、希望と未来をつかもうとする素晴らしさがあると思います。

佐々木 また同時に、スポーツには国や民族を越えて、人々に元気や勇気、感動を分かち合うことのできる、そして信頼や友情を築いていく力があると思います。平和な未来を創造する親善大使だとも言えますよね。当社もスポーツの更なる振興とその一翼を担う企業として、スポーツの価値向上に関わっていきたいと思っています。

高橋 私も、スポーツの魅力を発信するアンバサダーとして力になれれば幸いです。

共感企業を目指して

佐々木 当社は2014年より、事業活動の一環として始めたことがあります。“スポーツを通じて社会と繋がり、未来に繋げる”というテーマで、「共感プロジェクト」を立ち上げました。スポーツを通して青少年が健やかに成長するのを応援したり、障がい者スポーツのサポートなど、さまざまな人たちのスポーツ活動を支援しています。

高橋 それは、素晴らしいことですね。日本も2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されますし、スポーツ環境が変わろうとしていますね。私はずっと野球に関わっていますので、野球に関心が高まってもらえたらと思いますが、いろいろな世代の人がスポーツに触れてもらえるとうれしいですね。

佐々木 そうですね。国際大会などスポーツを通して人が出会い、国籍や文化の違いなどの、「多様性を認め合うこと」によって、豊かな生活を送ることができると思います。またそれが、将来にわたる社会資本として蓄積拡充されていけば、より暮らしやすい素晴らしい社会に繋がっていくと思います。
本日はどうも、ありがとうございました。

読売巨人軍監督
高橋由伸

1975年生まれ。桐蔭学園高校、慶應大学を経て1998年読売巨人軍に入団。主なタイトルは、ベストナイン賞(1999年、2007年)とゴールデングラブ賞(1998〜2003、2007年)。2015年現役を引退し、監督に就任する。

㈱エスエスケイ代表取締役社長
佐々木恭一

1956年生まれ。1979年関西大学卒業後、佐々木株式会社(現・株式会社エスエスケイ)入社。ロサンゼルス勤務の後、副社長を経て1990年社長に就任。スポーツ共感企業を目指して新たな方針を次々と打ち出している。