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女子サッカーの普及を目指す「くノ一サッカー大会」、3年ぶり正式開催!

2017年より、次世代の女子サッカーを担う中学生を対象に滋賀県で行ってきた忍びの里U-15くノ一サッカー大会「hummel CUP」。7月26日から28日にかけて、3年ぶりに大会が正式開催され、女子中学生たちが懸命にボールを追いました。

WEリーグが選手の励みに

hummel CUP「忍びの里 U-15 くノ一サッカー交流大会」は、2017年よりスタート。滋賀県甲賀市の会場を中心に、全国各地から集まった女子中学生が熱戦を繰り広げました。一昨年はコロナ禍のために中止。昨年は大会の開催地である滋賀県にも緊急事態宣言が発令され、6チームの交流試合となっていた。

INAC千葉CRAVOの榎本裕太監督は、久しぶりの大会について、「やはり長期休暇じゃないとできない、めったにない機会。選手には厳しい声掛けもしますが、大事な時に後悔してほしくない。こういう強化の大会で、悔しい思いをしていることがプラスになる。選手たちには試合を通して、チームとしてどうやっていくか、を考えてもらいたい」と大会をステップアップに繋げてほしいと語った。

また、5月に国立競技場で行われたINAC神戸レオネッサの試合にはチームで招待され、「WEリーグができ、試合も見られたことで、選手たちは今までよりも身近に感じ、女子サッカー選手がより目指せるものになったと感じているようです」とWEリーグが好影響を与えているという。

INAC神戸テゾーロの岡本奈生さんは、ボランチでプレー。「いつもは対戦できないチームと試合ができて楽しいです。将来はWEリーグを目指したい」と前を向く。

大会会長を務めた伴野敬一氏(鹿深サッカー協会・甲賀市サッカー協会会長)は、「関東と九州のチームが1つずつ来られなくなりましたが、関西のベスト4が参加し、地域で上位のチームが集まった。昨年スタートしたWEリーグは選手の励みにもなっていて、指導者も充実し、選手の力量も高まっている。心身両面で上手くなるこの時期に、全国の選手と交流でき、外の世界を知るいい機会になった」と3年ぶりの開催を喜んだ。

2021年9月、日本で初めての女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」が誕生し、その影響がつぶさに感じられた今年のくノ一サッカー大会「hummel CUP」。株式会社エスエスケイ/ヒュンメルは、トップチームのサポートや小学生を対象にしたびわ湖カップなでしこサッカー大会も含め、女子サッカー普及・振興に取り組んでいきます。