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キャッチボールクラシック全国大会、今年も開催!

12月3日、キャッチボールクラシック(CBC)全国大会が行われ、小学生の部は大阪府東大阪市に30チーム、中学生の部は福島県福島市に60チームが参加。小学生の部は3年ぶりのリアル開催になりました。

■小学生大会にはプロ野球選手が参加!

CBCは、1 チーム9 名が2分間で何回キャッチボールができたかを競う競技で、SSKは、2015年よりサポート。CBCは、東日本大震災後、「福島の子どもたちに笑顔を」とプロ野球選手会が2011年に福島でスタート。福島県が発祥の地とされています。

東大阪会場には、プロ野球12球団から現役選手が参加。小学生にアドバイスを送ったり、キャッチボールを行うなど交流を深めました。また、優勝した愛知県の今川ビクトリーが、エキシビションマッチとして、プロ選手と対決。115回を記録し、109回のプロ野球チームに勝利。会場を沸かせました。

福島会場では、決勝戦で福島県の久之浜中学校と三春中学校が131回を記録。同点による1分間の延長の末、久之浜中学校が優勝。発祥地で、練習でもキャッチボールに力を入れている福島県勢が好記録を出しました。

■震災の恐ろしさを追体験

また、決勝戦で2位の130回を記録した石川県の津幡南中学校は、大会の翌日に福島初の震災遺構・請戸小学校や原子力災害伝承館を訪問。開催されることのなかった卒業式の準備がそのままに残る体育館で足を止め、子どもたちは、「現地で目の当たりにして、地震や原発の恐ろしさを改めて感じた」、「地震への対策をしっかりしていく必要があると思った」、「壊れた校舎を見て、怖いと感じた」などと口々に語りました。

津幡南中は、カンボジア、タイ、ベトナムの3ヶ国10チームと日本の13チームで行った国際交流大会でも2位に。キャッチボールをきっかけに、色んな経験ができた大会となりました。