Sports Co-Creation

地域で人を繋げるスポーツ「ボッチャ」

エスエスケイが運営している指定管理施設では、地域のスポーツ・健康イベントを積極的に実施しています。大阪府摂津市では、昨年3月の野球教室、12月のバドミントン教室、テニス教室に引き続き、ボッチャ体験会を開催しました。

◾️子どもと大人が一緒に楽しんでできるスポーツ

ボッチャは、重度脳性麻痺者、もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたカーリングのようなスポーツで、パラリンピックの正式種目。目標球となる白いボールに向かって6球を投じ、いかに近づけるかを競います。ボールを投げることができなくても、自分の意思を介助者(競技アシスタント)に伝えることができれば、ランプと呼ばれる傾斜のついた器具にボールを転がすことで参加が可能。性別や年齢、障がいの有無や程度に関わらずプレーできる、ユニバーサルなスポーツとして知られています。

今回、講師として大阪府立障がい者交流促進センターの山﨑実佳さんと中村行伸さんが指導。「それまで自分たちができるスポーツがないと諦めていた支援学校の子どもたちが楽しくプレーしたり、高齢者チームが国際大会に出るようなチームの練習相手を務めたり。ボッチャは、障がいのある人たちが自分の可能性を広げ、地域でいろんな人が繋がれるスポーツ」とボッチャの魅力を語る。

摂津市の文化スポーツ課の笠原勇樹さんは、「今日のボッチャ体験会は、『集まれ未来のメダリスト』と題した、野球、水泳、バドミントン、テニスと実施してきたイベントの最終回として実施しました。子どもたちがトップアスリートの技術を間近で感じられたこととともに、『自分の限界を自分で決めない』や『積み重ねる努力が大事』など、日頃から大事にするアスリートの姿勢を学べ、伝えられたことが良かったですね」と成果を口にする。

今回のイベントには6歳から83歳まで、約30名が参加。小学生の娘さんと来た女性は、「経験したことないものなんでもやってみようと思って応募しました。子どもも楽しんでやれるスポーツで、来てよかった」と喜び、最高齢の女性は、「市広報を見て参加を決めた。勝負事って楽しいですね。知らない人同士なので、チームワークが難しい。知ってる人とできるともっと楽しくなってくるのかな」と続けてプレーしていきたいという。

エスエスケイでは、SSK野球、ヒュンメルのブランドでの取り組みに加え、指定管理施設でもスポーツを通した子どもの健やかな成長やスポーツで未来に夢が繋がる取り組みを行なっていきます。