国際平和デーにあわせ、長崎原爆資料館に平和ユニを寄贈。

被爆70年となる2015年より、ヒュンメルとV・ファーレン長崎は、平和祈念ユニフォームを発表し、8月の着用マッチで、被爆地のチームとして平和の尊さを訴えてきました。国際平和デーの9月21日、長崎県南島原市出身の吉岡雅和選手ら3名が長崎原爆資料館を訪問。ユニフォームシャツ、およびサポーターらが作成した千羽鶴およそ2万4000羽を寄贈しました。

長崎原爆資料館に平和ユニと千羽鶴を寄贈

長崎原爆資料館を訪れたのは、FW吉岡雅和選手、MF翁長聖選手、MF林田隆介選手の3選手。8月のホームゲーム2試合とアウェイゲーム1試合の合計3試合で着用した平和祈念ユニフォームとともに、サポーターらが作成した千羽鶴を3選手が中村明俊館長に手渡しました。

吉岡選手は、「この度、平和祈念ユニフォームと千羽鶴約2万4000羽を原爆資料館に寄贈させていただきます。今回、千羽鶴作成にご協力いただいたファン、サポーター、企業のみなさんに感謝申し上げます。ありがとうございました」と、まずスタジアムなどで折り鶴の協力をしてくれたサポーター、サッカーファンに感謝の気持ちを述べました。

続けて、平和祈念ユニフォームを着用する意味に触れ、「今年で3回目を迎えた平和祈念ユニフォームの着用、そして千羽鶴を長崎県をホームタウンにするV・ファーレン長崎から寄贈させていただくことで、一人でも多くの方々、そして次の世代に平和の尊さを伝えていければと思います」と話しました。

3年目の平和祈念ユニフォーム

3年目となる平和祈念ユニフォームは、折り鶴とタスキをメインモチーフに、原爆の悲惨さと平和の尊さを次世代につないでいく気持ちを表しました。そして、シャツ前面のカラフルな折り鶴が、未来に向けて飛び立つ様子をデザインしています。

今までにはない爽やかな水色のシャツで、好評となったユニフォームは、追加でのオーダーが出るほどに。V・ファーレン長崎イレブンは、原爆が投下された8月9日の前後2週間の3試合で、限定ユニフォームを着用。今年初めてアウェイゲームでの着用マッチも実施することができ、今までよりも多くの観衆の前で平和祈念ユニフォームの着用マッチを行うことができました。

寄贈したユニフォームと千羽鶴は、過去2年のユニフォームや平和スニーカーとともに、原爆資料館の地下1階に展示される予定です。

V・ファーレン長崎/V-Varen Nagasaki

V・ファーレン長崎は、有明SCと国見FCが統合した有明SCを前身とし、2005年に現監督の高木琢也氏をテクニカル・アドバイザーに迎え、V・ファーレン長崎に改称。2009年より日本フットボールリーグ(JFL)で戦い、2012年にJFL初優勝。2013年シーズンよりJ2で戦う。V・ファーレンのVは、ポルトガル語で勝利を意味するVITO’RIA(ヴィトーリア)とオランダ語で平和を意味するVREDE(ブレーダ)の頭文字。それに航海を意味するオランダ語VAREN(ファーレン)を合わせた造語。日本初の国際貿易港である長崎から平和への発信と、県民の夢と希望を乗せ、勝利への航海を意味します。

【OFFICIAL SITE】http://www.v-varen.com/

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V・Varen Nagasaki


長崎原爆資料館に平和ユニを寄贈


@Nagasaki, Japan 3rd Oct, 2018

被爆70年となる2015年より、ヒュンメルとV・ファーレン長崎は、平和祈念ユニフォームを発表し、被爆地のチームとして平和の尊さを訴えてきました。平和祈念ユニフォーム4年目となる今年も、選手3名が長崎原爆資料館を訪問し、ユニフォームシャツ、およびサポーターらが作成した千羽鶴などを寄贈しました。

長崎原爆資料館に平和ユニと千羽鶴を寄贈

平和祈念ユニフォームは、7月から8月のホームゲーム5試合とアウェイゲーム1試合の合計6試合で着用。8月11日に行われたサンフレッチェ広島戦では、被爆地をホームタウンとするチーム同士の試合となり、ピースマッチと銘打たれました。この日のセレモニーでは、V・ファーレン長崎の選手は、89番を背中に背負った平和祈念ユニフォームを着用。サンフレッチェ広島イレブンは86番を背中に刻みました。

長崎原爆資料館を訪れたのは、今年琉球から移籍した名倉巧選手とルーキーの米田隼也選手と新里涼選手の若手3選手。今回、選手が長崎原爆資料館に寄贈したのは、この被爆の日付が入った長崎と広島のユニフォーム。1945年8月6日を示す86番、1945年8月9日を意味する89番のユニフォームを寄贈することで、スポーツをきっかけに、戦争や原子爆弾の悲惨さと平和のありがたさを思うきっかけとしてもらえればと思いました。

4年目の平和祈念ユニフォーム

8月11日に広島で開催されたピースマッチにも出場した米田選手が、「サッカーを通して、たくさんの方々がポジティブな感情になれるようなプレーがしたいです。毎日を当たり前に生きていること、一度きりの人生を楽しめていることが世界中どこででも実現できるようになってほしいです」と挨拶。ホームゲーム4試合で、サッカーファンやサポーターらが折った折り鶴と合わせて、中村明俊館長に手渡しました。

4年目となる平和祈念ユニフォームは、平和の象徴である折り鶴をメインに、年齢や性別、国籍も異なる多くの人々が被爆した歴史を、サイズやカラーの異なる折り鶴でデザイン。サッカーを通して、平和を楽しむことのできる今があることを表現。ナガサキの地から世界に向けて原爆の悲惨さと平和の尊さを発信していく意味を込めました。

ホームゲーム5試合、アウェイゲーム1試合の6試合の着用マッチと広島戦でのセレモニーを合わせると、10万人以上の観客が、この折り鶴をモチーフにしたV・ファーレン長崎の平和ユニフォームを見たことになります。今後は、長崎原爆資料館に展示されることで、国内外の観光客に向けて、スポーツから平和のメッセージを発信していきます。

V・ファーレン長崎について

V・ファーレン長崎は、有明SCと国見FCが統合した有明SCを前身とし、2005年に現監督の高木琢也氏をテクニカル・アドバイザーに迎え、V・ファーレン長崎に改称。2009年より日本フットボールリーグ(JFL)で戦い、2012年にJFL初優勝。2013年シーズンよりJ2となり、2017年シーズンに2位となり初のJ1昇格を決めた。V・ファーレンのVは、ポルトガル語で勝利を意味するVITO’RIA(ヴィトーリア)とオランダ語で平和を意味するVREDE(ブレーダ)の頭文字。それに航海を意味するオランダ語VAREN(ファーレン)を合わせた造語。日本初の国際貿易港である長崎から平和への発信と、県民の夢と希望を乗せ、勝利への航海を意味します。

【OFFICIAL SITE】http://www.v-varen.com/

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