WORK

ものづくりに携わり、
仕事の醍醐味と成長を感じる


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ベースボール事業部の開発チームでバッグやウェアに携わっている吉田道に、入社1年目を終えようとする2月末、1年を振り返ってもらった。彼は、大学院で『インソールの形状が全身筋力に及ぼす影響について』という論文を執筆。そのまま博士課程で研究を突き詰めるよりも、現場に関わりながらものづくりをしてみたいと、エスエスケイに入社した。SSKでは数少ない修士課程修了のキャリアを持つ吉田が、入社1年目の充実感を語った。

Wataru Yoshida 吉田 道

大阪本社勤務 / ベースボール事業部所属

2019年4月入社 / 最終学歴:大学院卒、スポーツ健康科学研究課修士課程 / インタビュー:2020年2月実施


コーチ時代の繋がりを励みに

高校入学時に、強豪高校からの誘いもあった吉田だが、「まずは勉強を大事にしてほしい」という両親の意向もあり、地元の公立高校に進んだ。「公立でも強いと思っていた高校だったんですが、僕らの世代はそうでもなくって。結局、全部一回戦負けで、煮えきらないまま高校野球が終わりました。それに、高3の11月に肩の手術をして、大学ではリハビリから始まることになったんです」と話すように、彼の大学野球はマイナスからスタートした。

1年間に及ぶリハビリを経て、2年の春に復帰。夏には代走としてメンバー入りし、秋には投げられるようになり、3年でようやくスタメン入り。4年時の九州六大学野球春季リーグ戦でついにベスト9に選ばれた。研究と並行して行った大学野球では、高校時代には得られなかった達成感があった。

people19-01大学院に進学後は、2軍チームのコーチへの就任を打診された。「150人もいると、途中であきらめたり、くさっちゃう選手も出てくるんですが、僕はいろんな立場の選手の気持ちにも寄り添いやすい経験をしてこられた。そうして過ごした2年間は、選手時代とは違う思い出になっています。今年、コーチとして関わった後輩から、プロ選手が出たり、レギュラーで最終学年を迎える選手がいたりして、僕自身の励みにもなっています」


現状を変えてみたい

自らの経験や感覚、先輩とのコミュニケーションなどから、常に数年後の未来を見据えてきた吉田は、大学2年生の終わりには、大学院という選択を視野に入れていた。学部の授業では専門性を深く突き詰められないことを感じ、大学院への飛び級制度を調べるなど、用意も怠らなかった。「早めに決めておくことで選択肢が増え、可能性が広がる」と語る。

エスエスケイに入社し、1ヶ月ほどの物流センター勤務を経て、本社に異動となったが、当初はついていくだけで必死で、その頃のことは、よく覚えていないという。「初めてのひとり暮らしもあり、生活のペースもできていなかったんです。仕事についても、何をしているのかもよく分からないまま、出荷したり、カタログを見たり、依頼されたことをただこなしていたように思います」



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生活が落ち着いてきた昨年7月に、バッグの開発生産が仕事の中心になり、自分の仕事ができたと感じた。「このジュニア用のバックパックも、背負った際に差し込んだバットが頭に当たらないように、と考えながら形にしてきた。これから伸びていくバッグというカテゴリーで、他社とは違うことをするなどして、SSK独自のいい商品をつくっていきたい。どうしてもありきたりになってしまう自分の考え方も含め、現状を変えてみたいと思うし、常にそう意識しています」。


仕事と共に成長を重ねる

ウェア・バッグの開発責任者は、18年ほど前に過ごした自らの1年目と比較し、「開発といっても、まだまだ1年目なんて何もできなかった。彼はいいチャンスをもらっているし、志が高い。これからもっと仕事の範囲や責任を広げてもらいたい」と評価する。

自らの経験を成果に繋げるタイプの吉田は、「まだまだ分からないことも多いですが、今、どういうことをしていかないといけないかが、少しずつ見えてきたように思います。プライベートで余裕も出てきたので、学生時代に学んできた分野の論文を読んだり、データ分析についての勉強も始めました。若いうちに知識を入れて、礎を築いていきたい」と将来を見据える。



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この冬、開発チームに入って初めて展示会を迎えた。並んだ商品を前に、「どういう過程を通ってできた製品かを知っている。だからこそ、自信を持って営業マンや販売店様に話すことができた。この仕事の醍醐味を感じられた瞬間でした。これからも自らの成長も重ねながら、より良い商品を届けられるようにしたいと思います」