Change the World Through … / YUCALI

HALCALI

小学生の頃から同じダンススクールに通っていたHALCAさんとYUCALIさんが中学時代に結成したヒップホップユニット「HALCALI」。2003年1月にシングル「タンデム」でメジャーデビューした彼女達の歌は"脱力ラップ"といわれ、女子中高生を中心に大きな人気を得た。同年9月の1stアルバム「ハルカリベーコン」は、新人ヒップホップユニットとしては異例のヒットを記録、これまで17枚のシングルと7枚のアルバムをリリースしている。

シンプルな豊かさ

脱力系と言われるだけあって、撮影の休憩中もお店にいる犬と遊んだり、どこまでも自然体で親しみやすいのが印象的なYUCALIさん。彼女が今ハマっているのが、ガーデニングと料理だという。

「ガーデニングに興味を持ち始めたのは2年くらい前ですかね。今回の撮影に協力して頂いているGREEN FINGERSさんに足を運んだのがきっかけです。多肉植物やハーブを育てていて、ハーブはお菓子やお料理に添えたりして楽しんでます。バジルやミントは育ちすぎちゃって大変でした（笑）。最近、お金を使う方向が植物とか食べ物になってます。ファッションはもちろん好きなんですけど、服は着回したりできるし、ある程度好きなものが決まってきていて、飽きなくなってきたので。徐々にシンプルな『豊かさ』を求めるようになってきて、『生きる』ってことを考えるようになりました。植物を育てたり、美味しいものを食べたり、料理をするっていうのは心が豊かになる感じ。なんか大人になったんでしょうかね（笑）」と照れながら語ってくれた。

祖父の病気をきっかけに

彼女のブログを見ていると料理に関する内容が多い。HALCALIのCDにしても「ストロベリーチップス」や「ハルカリベーコン」など、食べ物に関するタイトルが見られる。

「昔から料理は好きだったんですけど、今は料理に対して少し真剣に考えるようになりましたね。きっかけは、祖父がコレステロールの摂りすぎなどが原因で病気になったことです。今は治ったんですけど、療養している間は脂物を食べられなくて。脂質をおさえた食事でどう満足させられるか、って考えたりしました。ご飯を食べられないと元気が出なくて、1日のリズムも整わないからなかなか笑顔になれない。そういう人においしく食べられるものを考えられたらいいなと思って、少し前から栄養のことを勉強しはじめたんですよ。食べることが嫌いな人ってあんまりいないと思うんですよね。その日食べたもので、1日のテンションが変わったりもしますしね。私は美味しいものを食べたら、嫌なことを忘れられます（笑）」