Change the World Through … / 坂田かよ

ヒュンメルが掲げるブランドミッション“Change the World Through Sport”(スポーツを通して世界を変える)。アフガニスタンとシエラレオネでサッカー代表チームのサプライヤーを務めるなど、ヒュンメルは失われた可能性をサポートする活動を続けています。

今回はそれをもっと日常的に考え、ミュージシャンや学生など8名に撮影&インタビューを実施。個人的なことや家庭的なこと、はたまた社会的なことでも、何かを変えようとしている、変わり行く実感を得ていることを伺うことで、より多くの人が世界を変えるきっかけを掴むことができないかと考えました。インタビュー四回目は、DJで104 GALERIEのキュレーター・坂田かよさん。

モデルからDJ、キュレーターへ

DJをするようになったのは、「ひたすら遊んでた延長」だと笑う坂田さん。『レコード持っておいでよ』って言われて、経験のないままにブースに入った。「面白いこと知ってるぜ。楽しいこと知ってるぜ」という自信があった若きモデルは、その後DJとしても高い評価を得る。「音楽が大好きで、人と何かをシェアするっていうのが好きで。フロアの人と、その瞬間に感じる共振や共鳴があるんです。モデルもDJもどっちも楽しかった。人と何かを作るのが面白いし、好きなんですよね」

この春から小学4年生になる娘がいる坂田さんは、子どもを産んでから、「感じ方や見える世界が変わった」という。「フロアの人のいい表情を見ていると、『こっちこそありがとう』みたいな。その人たちが払ってくれたお金で自分がモノを買っているってことを思った時に、貨幣に対する価値観が変わったというか。いかにそれを循環させていくかなのかな、と。見ているものは一緒だけど、何に意識が向いているか、ですね。そこさえできていれば、世界って繋がっていくし、変わっていくのかな」

今、坂田さんは、目黒区青葉台にある104 GALERIEで、日本に数台しかないイタリア製エスプレッソマシンを使って、コーヒーを入れている。2013年10月にOPENしたギャラリー兼コーヒーショップ。20年来の友人だというオーナーと共に立ち上げたギャラリーは、『何をやってくれってわけでなくて、一緒にやっていこうよ』と言われたというだけあって、自由度の高いスペースだ。オーナーが海外で買い付けて来たアンティーク家具や雑貨に、写真や絵が程よく配置されている。「クリエイターの作品展示でも、どういう紹介ができるかを考えるんですよね。よそでは違うように見えるものが、ここではどうなのか。どう見せることができるのか。いわば、社会とアーティストのつなぎ役になるんですが、ここでは特に、ビジュアルや音、香りなど五感に訴えかけた打ち出しをしようと思っています」

どんな風に共有し、共鳴するか

DJとしては、バーやクラブだけではなく、親子で音楽を楽しめるPLAY GROUNDという活動も行っている。「若い時一緒に遊んでいた仲間が、気づいたら母親になっていて、好きなことを続けるだけじゃなくなっていて。そんな時に、音楽が感じられて、子どもも安心で。かつ、クオリティーが高くって。子育てしないと気づかないことってあると思うんですよね。カフェの段差でも、視線でも。PLAY GROUNDのイベントでは、そういう普段入れないようなお店が出店していて、ネイルやアクセサリーも楽しめて」とライフステージに合わせた音楽の楽しみ方を提案している。

「今まで私がやってきたことって、職種はそれぞれ違うんですが、やってることってさほど変わらないんですよね。『自分の得意なことって何なんだろう。したいことは何なんだろう』って考えたりもするんですが、やっぱり同じなんですよ。セレクトして、空間を作って、共有する。自分の中で、何かを変えたいっていうのは、あんまりなくって。極論、世界は自分だって思っているんです。個人個人の意識が世界を作っているというか。自分の意識がどこに向いて、どことつながっていて、どんな感性でそこに立っているか。人と何を、どんな風に共有し、共鳴しているか」

淀みなくあふれ出てくる言葉は、坂田さんが誰に寄り掛かることもなく、自分の足で歩いて、また子育てをしてきた結晶でもある。「自分の世界を自分で作るっていう感覚。それに一人一人の意識や感性が大事だと思うんですよね。例えば、原発でも、その替わりにもっといい何かを生み出すことができるんじゃないかってことを考えてみたり。意識をどう向けるかで、クリエイトしていけることが変わってくる。行動だって勝手に変わってくる。あとは参加意識ですよね。

最近若者達を見ていると、自分で仕事を選べない気になってるように見えるんです。でも本当はそうじゃない。私たちって、もう生まれてきちゃってるんですよ。その段階で否応なしに世界に参加してるんですよね。私、マラドーナが好きなんですけど、日本のサッカーだって、マラドーナが活躍した頃から30年で驚くほど変わったわけじゃないですか。世界だって明日や明後日には変わってなくても、今まで知らなかったことを知った時、そこからどこにどう意識を向けていくか、一人一人がどんな選択をしていくかで、ちゃんと変わっていくと思うんですよ」。シリアスな表情から一転「なーんちゃって」と照れ隠しで笑う坂田さん。昼下がりの太陽が、テラス席で微笑む彼女を後光のように照らし出した。

KAYO SAKATA

「スニーカーの色がすごく気に入ったから、シューズメインで考えたんですよね。ポイントは、かわいくなりすぎないこと。カジュアルだけど、女っぽい感じも欲しいので、アクセサリーをプラスしました」

SLIMMER STADIL HIGH

Price:6,500+tax
Size:36-43(22.5-28.0cm)

坂田かよ/KAYO SAKATA
104Galerie FACEBOOK:https://facebook.com/104Galerie

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