KARMA

ヒュンメルは、 “Change the World Through Sport.”(スポーツを通して世界を変える)とミッションを掲げ、スポーツをする機会を失くした人に、その機会を提供することなどを通して、スポーツで社会をポジティブにしていくことができればと、KARMA PROJECTをグローバルで実施。現在は人権、ジェンダー、平和をテーマに多様性を広げる取り組みを進めています。

人権

1950年代、ヒュンメルの母国デンマークで、どのような障がいがあろうと、人々は同等の生活を送る権利があるといった“ノーマライゼーション”という考えが始まりました。知的障がい者や高齢者など、介護される人たちにも、一般市民と同じ生活や権利が保障されるべきであり、そのために環境を整備していくという考えです。障がいの有無に関わらず、平等に人権が保障される共生社会に向けて、ヒュンメルは社会的マイノリティといわれる人たちの権利を尊重し、環境づくりをするためのサポートを行います。

アンプティサッカー

下肢の切断者がロフストランド・クラッチをついてプレーするアンプティサッカーの面白さは、競技の激しさやスピードだけでなく、年齢や性別、障がいの度合いに関わらず、ひとつのボールを追う多様性のスポーツだということ。春の全国大会「レオピン杯 Copa Amputee」のオフィシャルサプライヤーや関西セッチエストレーラスのサポートなど、多様性のスポーツ・アンプティサッカーを応援しています。

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トラッソス

知的障がいのある人とない人が同じチームでプレーし、ごちゃまぜを楽しむインクルーシブサッカー大会を知的障がい児・者サッカースクール「トラッソス」と2018年より実施。参加チームは、それぞれトラッソスの子どもたちがデザインしたユニフォームサッカーを着用。人見知りのある知的障がい児も、初めて会ったメンバーとチームであることを実感。勝ち負けではなく、みんなで盛り上がり、楽しさを共感するイベントです。

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ジェンダー

1989年、同性カップルに適用される登録パートナーシップ制度が世界に先駆けてデンマークで導入されました。性の多様性が受け入れられていることで、LGBTI+ではない人たちも、多様な中のひとりだと感じることで生きやすい社会になっています。一方、男女平等においては、WEFが公表するジェンダー・ギャップ指数において、北欧では遅れをとっており、ヒュンメルでは、性の多様性はもちろん、男女平等がグローバルスタンダードになるために取り組みを行っています。

PLAYER OF THE MATCHで笑顔を広げる

内戦による影響で、世界で最も寿命が短く、貧しい国のひとつだとされるシエラレオネ共和国では、古い慣習や偏見により、女性がスポーツをしづらい状況にあります。そこでHandball for A New Destinyを通じて、ヒュンメルはハンドボールキットとハンドボールを楽しむ機会を提供。女性はスポーツよりも、家事を行っていればいいと思われがちな国で、少女たちが新しい夢を持つきっかけになっています。

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LGBTI+

多様性と自由を実現するWorldPrideとEuroGamesの合同祭典「コペンハーゲン2021」のオフィシャルパートナーに。それに関連し、プレミアリーグのエバートンFCとサウサンプトンFCと協働。セクシュアル・マイノリティへの支持を意味するレインボーカラーのシャツで試合前のウォーミングアップを行い、サッカーにおける差別との戦いを支援することを表明しました。

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平和

我々が生きる社会や環境をより良い世界にするために多様性を認め合うこと、寛容な社会の実現は、必要不可欠な要素となったことは周知の事実です。
しかしながら、国や人種、宗教の違いによる紛争や戦争は今もなお世界中で巻き起こっています。
それでもスポーツは常に中立的な立場で、そういった争いからかけ離れた存在であり、友情や絆を生み、平和へと導く力のあるものだと信じています。

2022年2月、ロシアのウクライナ侵攻が起こった翌日、ヒュンメルは、「スポーツには勝ち負けがありますが、戦争には勝者がありません。私たちは立ち上がり、暴力に対して『NO』を突きつけます」と戦争反対を表明しました。国や人種、宗教など、意見や立場の違いやズレが争いに繋がりますが、スポーツは常に中立的で、敵対していた人たちでさえ、スポーツを通じて友情や絆を育むことができます。私たちヒュンメルは、スポーツには世界を平和へと導く力があると信じ、グローバルで取り組みを行います。

アフガニスタン

アフガニスタン女子代表チームとNATO兵による親善試合を企画。数年前まで、女性がスポーツをすると終身刑に問われた国で、選手たちはプレーを通して、自由や仲間とのつながり、平和の喜びを表現。このニュースは各国メディアを通じて世界中に配信され、スポーツの可能性を広げることに。

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ピースユニフォーム

戦後70年、被爆70年を迎えた2015年より2019年まで、V・ファーレン長崎と平和祈念ユニフォームを発表。原爆の悲惨さとともに、スポーツのできる平和の尊さを感じられるようにという想いを込めたユニフォーム。長崎の原爆資料館への寄贈と展示、「ナガサキの郵便配達」で知られる被爆者・谷口稜曄さんとのピーススニーカー、また2019年からは広島と長崎の世界にふたつだけの被爆地によるピースマッチへと、平和の取り組みが広がりました。

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TO THE
NEXT 100 YEARS

スポーツは私たちの故郷であり、私たちの文化です。アフガニスタンやシエラレオネで、目撃してきたように、戦争で傷ついた人たちでさえも、スポーツとともに希望や友情を勝ち取ってきました。ヒュンメルは、自分たちの信念を主張することを恐れず、直面する課題に挑戦します。私たちはアンチヒーローを支持し、マイノリティに寄り添い、慣習に立ち向かいます。そして私たちは“Change the World Through Sport.”(スポーツを通して世界を変える)のもと、スポーツを通して多様性のあるインクルーシブな社会を目指します。

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