原発事故による風評の払しょくに繋げる桃ユニフォーム

ヒュンメルはJ3の福島ユナイテッドFCとともに、ピンク色の3rdユニフォームを発表。6月22日を皮切りに、夏の8試合を戦うこのユニフォームは、福島の名産品のひとつである桃をモチーフにし、2011年3月11日に発生した東日本大震災・福島第一原発事故に伴う福島県産品への風評の払しょくに繋げようという思いで、福島県と共同で企画しました。

地域に必要とされるチームを目指して

2011年3月11日に発生した東日本大震災、福島第一原子力発電所事故により、福島ユナイテッドFCは、活動休止を余儀なくされ、仮設住宅や除染などの影響で、福島県内で試合や練習ができない時期もあった。2014年シーズンよりJ3リーグでプレーすることになった福島ユナイテッドFCは、県民と共に困難を乗り越えたチームだからこそ、地域に必要とされるチームを目指している。

経済効果やサッカーというエンターテイメントを楽しんでもらうことに加え、原発事故に伴う福島県産品への風評の払しょくを、チームが追求する大きな価値として取り組んでいる。福島県産の農産品や加工品をチームで仕入れてアウェイ会場で販売したり、選手やスタッフが特産のりんごや桃、お米を生育し、販売も行っている。2017年より実施している桃ユニフォームも、風評の払しょくを目的としており、今シーズンも桃が旬となる夏の8試合で着用する。

福島の誇りである桃をデザイン

福島県との共同企画でもある桃ユニフォームは、桃の実や花の色であるピンクや赤、白の濃淡でデザイン。芳しささえ感じられる桃のイラストを中心に、円をグラデーションでデザインし、福島の桃から人々が繋がり、大きな輪になっていくことをイメージ。シェブロンラインや襟元などには、桃の花である濃い赤紫色を採用し、柔らかな中にも気品のある印象に仕上げました。背番号の下には、福島県で生まれ、つくられるものの誇りを表現した「ふくしまプライド。」のロゴが入ります。

福島の誇りを胸に

風評の払しょくを願った桃ユニフォーム発表に際し、福島県は、「福島県産農産物の風評払しょくと魅力発信に向けて、『ふくしまの桃』をイメージしたユニフォームを着用した試合が開催されますことに、心より感謝いたします。福島県生産者の誇り「ふくしまプライド。」を胸に全力でプレーする選手の皆様の勇姿が、ふくしま復興への後押しとなることを期待しています」とコメント。
 
 樋口寛規選手は、「今年も桃ユニフォームを着用し試合ができることを嬉しく思います。チームで桃やりんごをはじめとする農産物の生育に携わらせていただいており、福島の農産物の美味しさや魅力、また農家の方の想いを肌で感じています。県民の皆さんの想いを背負い、試合を通じて福島の農産物の素晴らしさを伝えていけたらなと思います。福島の誇りを胸に全力でプレーします」と語ってくれました。

桃ユニフォーム着用マッチ

桃ユニフォームの着用マッチは、6月22日のAWAYいわてグルージャ盛岡戦からスタートし、6月30日のHOMEセレッソ大阪U-23戦、7月7日のAWAYザスパクサツ群馬戦。7月14日のHOMEガンバ大阪U-23戦、7月21日のHOMEロアッソ熊本戦、7月27日のAWAY SC相模原戦、8月4日AWAYアスルクラロ沼津戦、8月10日のHOMEを藤枝MYFCを予定。合計8試合、7会場での着用を予定しています。

桃ユニフォーム販売

今年の桃ユニフォームは、6月9日(日)AM11:00より先行発売を開始。一般販売は6月30日(日)より。M/L/O/XOの4サイズで、数量限定。1枚14,580円(税込)。ウェブ予約では、胸・背番号の加工も別途1,350円(税込)にて受け付けています。

福島ユナイテッド/FUKUSHIMA UNITED FC

福島県福島市をホームタウンにしたJ3に所属するサッカーチーム。UNITEDとは、「結ばれた、団結した」の意味で、チームや選手、スタッフ、サポーターが“ひとつ”になり、福島が”ひとつ”になり、発展していくことを指す。2017年シーズンより原発事故に伴う福島県産品への風評の払しょくを目的に、特産の桃をモチーフにしたユニフォームを発表。福島の人たちに『ユナイテッドがあって良かった』と思ってもらうことをチームづくりのコアにしながら、J3を戦っている。
【オフィシャルサイト】http://fufc.jp/

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