中村翼、「不安も楽しんでプレー」

ハンドボールでは中学が富山県氷見市で、高校が愛知県豊田市を中心に全国大会が開催されました。今回、ヒュンメルハンドボールアスリートで日本代表に名を連ねるメンバーに、代表への想いや中高時代の思い出、部活アスリートに向けたメッセージを聞きました。6回目はジークスター東京の中村翼選手。

不安も楽しんでプレー

2021年12月、東京大会後の新チームで日本代表に初めて選ばれた中村選手。欧州遠征を経て臨むはずだったアジア選手権は、新型コロナウイルス陽性者が多く出てしまったため参加が取りやめに。「ポーランドで試合をして、いい感じで進んでいて、これから精度を上げていくところだったので、残念でしたね」と語る。

「各カテゴリーの代表は入っていましたが、A代表は別次元。特別なところだと感じています」としながらも、同じ大学で、ジークスター東京でもチームメイトの部井久アダム勇樹選手が日本代表で活躍している様子を間近に見ていたので、「自分もいつかは入りたいと思っていたし、やる気に満ちていた」と振り返り、「今後はジークで学び、アダムと代表スタメンをはれるように」と目標を語る。

年末から年始にかけた欧州遠征には、同じRBのポジションに左利きの選手が3名いた。「それぞれ経験値もプレースタイルも違う。それを盗んで、プレーの幅を広げたいと思いました。監督が求めているものを整理して出す。一つひとつのプレーの精度、強度は各段に違うので、不安がありつつ、それを楽しめればと思ってプレーしました」

悔しさをバネに

中村選手は、明倫中学、北陸高校とハンドボール名門校で全国大会でも活躍してきたが、優勝は経験していない。「ずっと3位だったので正直悔しい思い出しかないですね。でも、その悔しさがあったから大学で日本一になれたのかな、とも思います」と振り返る。

「大会に出る選手たちには、悔いが残らないように全力でプレーしてほしいです。あとはミスを恐れずたくさんチャレンジしてほしいですね」とメッセージを送った。

足への負担が少ないシューズ

中村選手が着用するシューズは、トップモデルのひとつDAGAZ。「軽さよりもクッション性を重視しています。クッションがあることでオフザボールの切り返しやスピードの切り替え時に、足への負担が少ないと感じています」

DAGAZ

Price:15,180円(税込)
Color:マシュマロ
Size:23.5-29.0cm


中村 翼(Tsubasa Nakamura)

1999年10月15日生まれ、福井県出身。180cm、86kg。中央大学4年次の全日本学生選手権で優秀賞を受賞し優勝に貢献。2021年12月にジークスター東京に入団。同月、初の日本代表に選出された。

【OFFICIAL TWITTER】https://twitter.com/tsubasahand09
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