大山真奈、「自信を持ってチャレンジを」

ハンドボールでは中学が富山県氷見市で、高校が愛知県豊田市を中心に全国大会が開催されます。今回、ヒュンメルハンドボールアスリートで日本代表に名を連ねるメンバーに、代表への想いや中高時代の思い出、部活アスリートに向けたメッセージを聞きました。3回目はハンガリーリーグでプレーする大山真奈選手。

ハンドボールの未来を見据える

2016年から日本代表に選出されてきた大山選手は、2019年に熊本で行われた世界選手権で、8試合25得点と活躍。3試合でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれ、代表の中心選手に。「代表は常に結果を求められる場所で、たくさんの選手、スタッフと共に世界を相手に戦い続ける場所です。今は私が経験してきたことを少しでも伝えていけたらいいなと思っています」とハンドボール界の未来も見据える。

2021年夏の世界大会では12位、2021年12月にスペインで行われた世界選手権では11位となったハンドボール日本女子代表「おりひめJAPAN」。大山選手は、東京で満足いく結果を残すことができず、フィジカルの強いヨーロッパで個の能力を高めるため、海外移籍を決意。2021年9月よりハンガリーのフェヘールバールでプレーする。

自身は2年契約での移籍だが、シーズン途中で監督が交代し、選手も2名チームを去ることに。「プロの世界を突き付けられながら、今は先の目標というよりも、目の前の試合を勝つこと、そこで自分が結果を残すことを常に考えてプレーしています。海外のチームでプレーすることについては体格、フィジカル、価値観などたくさんの違いに戸惑いもありましたが、新しい発見もたくさんありますし、トップレベルの選手たちと試合ができることを楽しんでいます」とハンドボールを楽しんでいる。

自信を持ってチャレンジを

ハンガリーで接しているユース選手たちにはレベルの高さ以上のものがある。「ハンドボールの練習やフィジカルトレーニングと、やっていることとしてはあまり変わらないのかもしれませんが、コンタクトの強さが違い、学生の時、私はこのレベルではなかったなといつも思っています。彼女たちのように、ディフェンスでは強く当たる、はじく、オフェンスでは当たられてもパスしたり自分でシュートにいくなど、もっと高いレベルで当時からできていたら、どんな風になっていたのかなと思うことがあります」

中学、高校と全国大会に出場してきた大山選手。印象に残る全国大会を聞くと、「2年のセンバツには靱帯断裂のケガがあって出場できなかった。チームメイトが頑張っている姿を見て、私も早く怪我を治して、このチームで日本一を目指したいと思った」とリハビリに励んでいた頃を思い出すという。大山選手は夏のインターハイにも出られなかったが、秋の国体には2試合出場。ケガとハンドボールに向き合ってきたからこそ立てたコートだった。

中高生に向けては、「練習でやってきたことに自信を持って、思い切ってチャレンジしてください。皆さんの活躍を願っています」と語ってくれた。

足にフィットしてすぐ使える

大山選手が着用するシューズは、トップモデルのひとつDAGAZ。「足にフィットする感じで、きつすぎず緩すぎず、新しくてもすぐに履けるところがポイントですね。また、グリップが効くので、フェイントもしやすいです。色も気に入っています」

DAGAZ

Price:15,180円(税込)
Color:マシュマロ、モーニングミスト
Size:23.5~29.0cm


大山真奈(Mana Ohyama)

1992年12月7日生まれ、香川県出身。165cm。大阪体育大、北國銀行を経て、2021年9月より、ハンガリーのフェヘールバールに2年契約で移籍。2016年から日本代表に名を連ねる。

【OFFICIAL Twitter】https://twitter.com/Mana_ohyama

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