ツエーゲン金沢、「地域との繋がりを感じながら闘う」

昨シーズンは10勝11分け21敗の勝点41で、22チーム中17位。降格4チームと厳しいシーズンに、ツエーゲン金沢は最終節で、昇格を決めた京都サンガF.C.と引き分け、J2残留を決めた。柳下正明監督はツエーゲン金沢を率いて6年目。勝負のシーズンとなる。

キャンプを終え、柳下監督は、「新しく入ってきた選手たちが、チームとしての狙いを理解して取り組んでくれている。個の部分は昨年よりも強くなっていると感じています。今まで積み上げてきたものをシーズン始めから出せるよう、攻守ともにアグレッシブにプレーして、常に相手のゴールを目指すスタイルでチーム一丸となってやっていきます」と新シーズンへの手応え感じている。

新戦力の中でも、注目が集まっているのは、元日本代表の豊田陽平選手。地元石川県小松市出身ということもあり、ユニフォームやヒュンメルコラボスニーカーでは、人気No.1と、サポーターからの期待も高い。「天候にも恵まれ、心身ともに良いトレーニングキャンプを過ごせました。AWAYからスタートするので簡単な試合ではないですけど、徳島さんをリスペクトしながら、粘り強く自分たちの強みや良さをどんどん出していきたいなと思っています。チーム全体としての一体感、一丸となって攻守両面でハードワークするところに注目していただきたいです」とチームの強みを語り、さらに、「新しくなったかっこいいユニフォームで躍動しているところをお見せしたいなと思っています」と金沢駅前の鼓門をモチーフにしたユニフォームについても触れた。

メンバーが半数近く入れ替わったチームをまとめるキャプテンは、昨年に引き続き廣井友信選手が務める。金沢で8年目を迎えるベテランは、「キャンプを通してチーム戦術や個々の特徴をつかむことができました。今年はボールを持てる個性的な選手が多く入ってきたので、個の突破からダイナミックな攻撃が増えると思います」と期待も高い。

さらに、「昨年ギリギリで残留を勝ち取れた時のような一体感を1年通じて出していければ、いい結果が付いてくると信じていますし、全ての試合に全力をかけて準備し、闘うところに注目してほしいです」とし、「今年も皆さんと一緒に闘えることを嬉しく思います。勝利を一緒に喜び合える瞬間を楽しみにしています。クラブだけの力では長いシーズンを乗り越えることはできません。皆さんと共に前に進んでいきたいと思っています。1年間よろしくお願いします」とファン、サポーターに呼びかけた。

豊田選手は、「シーズンを通して、ずっと良い時ばかりではないですが、僕たちと一緒になって1年間闘い続けてほしいと思っています。石川県の県民性ではないですけど、耐え忍ぶことや人との繋がりを大事にしていると思いますので、ツエーゲン金沢と地域の皆さんとの繋がりを大事にしながら、強い想いで一丸となって、シーズンを通して一緒に闘っていけたらなと思っています」と熱いメッセージを送った。

昨年に続き、人気を集めている『hummel×WAYZ by zweigenコンセプトショップ』は、2月20日まで。WAYZとヒュンメルのコラボウェアやレトロランニングスタイルのMARATHONA（マラソナ）をベースにした選手のサイン入りスニーカーなど、ここでしか見られないアイテムがそろっている。