INAC神戸、WEリーグ初代チャンピオンに!

5月8日、INAC神戸レオネッサは、AWAYでのノジマステラ神奈川戦に勝利。21節を終えて、15勝2分1敗とし、2試合を残してWEリーグ初代覇者に。なでしこリーグ時代の2013年以来となるリーグ優勝を飾った喜びの声を、FW髙瀬愛実選手に聞いた。

WEリーグ初代チャンピオンに

昨年9月にスタートした日本で初めての女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」。INAC神戸レオネッサは、20節で無敗での優勝がかかったプレッシャーも影響し、初黒星を喫したものの、翌21節にチームを立て直し、ノジマステラ神奈川に3-0で勝利。WEリーグ初代チャンピオンとなった。

今シーズン2試合を残しながらの優勝。試合後の会見で、星川監督は、「連勝していたり、失点が無い(試合が続いていた)中でも、試合後の選手たちの表情にも表れているように、納得できる試合は少なかったです。チームとしては1強で進んでいる感じではなかったので、それが(チームにとって)大きかったのかなと思います」と勝ち点差以上の均衡があったと話した。

髙瀬愛実選手は、2009年にINAC神戸に入団。同期の中島依美選手と共に、2011年からのリーグ3連覇を体験。「記念すべきWEリーグ初代チャンピオンになれたことはとても誇らしいですし、幸せだなと感じています。なにより9年ぶりのリーグ優勝をファン・サポーター、いつも支えて下さっている皆さんと一緒に喜べることが本当に嬉しいです」と率直に語った。

チーム力の優勝

今シーズンのINAC神戸レオネッサは、HOMEでの開幕戦に髙瀬選手の2ゴールなどで勝利すると、前半戦を8勝1分けと首位で折り返した。1月には日本代表にも名を連ねる杉田妃和選手がアメリカNWSLポートランド・ソーンズFCに完全移籍。チームは立て直しを迫られたが、3月から始まった後半戦でも勝ち点を重ね続け、5月4日のサンフレッチェ広島レジーナ戦で初黒星がつくまで、開幕からの無敗記録は16試合に。個に頼らないチーム力が優勝という形で結実した。

髙瀬選手は、「試合で出た課題と、次の試合に向けての対応というものを毎週突き詰めて、『試合に勝つための準備』をやってこられたと思います。それが自分たちの自信に繋がりましたし、もっと上を目指したいという向上心も今シーズンはとても高かったと思います」と今季の強さを語る。

4月に代表合宿も辞退したケガの影響もあったが、髙瀬選手はFWとして17試合に出場し、3得点を記録。「個人的にはFWとして得点をあまり取れてないことに悔しさを感じています。ただ試合に関わり続けられた要因としては、自分の役割とできることを整理して、良いコンディションでプレーできたからだと思っています」と分析。「やっと優勝できて良かった」と安心の声を重ねた。

優勝Tシャツ発売

セレモニーで選手らが着用した優勝記念Tシャツは、5月15日までの期間限定で発売中。その他、今シーズンのHOMEユニフォームに選手名を施した記念ユニフォームやトートバッグなど優勝記念グッズもINAC神戸レオネッサ公式オンラインショップで購入が可能。

WEリーグ優勝記念Tシャツ Size: S・M・L・XL / Price: 3,000円(税込)

5/14は国立での浦和戦

また、今シーズンのINAC神戸レオネッサの大きなチャレンジとなる国立競技場での試合が、5月14日に近づいている。ヒュンメルは、会場にブースも出店し、限定グッズを発売するなど、試合を盛り上げていく。皇后杯を制した三菱重工浦和レッズレディースと初代WEリーグチャンピオンINAC神戸レオネッサの対戦。女子サッカーの最高峰を国立で。

開催日:2022年5月14日(土)
時間 :13:30開場 16:00Kick Off
会場 :国立競技場(東京都新宿区霞ヶ丘町10-1)

INAC神戸レオネッサについて

神戸市及び兵庫県におけるスポーツコミュニティの担い手を育成し、国際的な活動も展開していく総合スポーツクラブとして2001年4月にINAC(INternational Athletic Club)として設立。女子サッカーチーム「レオネッサ」は同年11月に誕生。2011年からなでしこリーグ3連覇、2013年にはシーズン3冠に加え、国際女子サッカークラブ選手権でも優勝。2020年にはチーム創設20年を迎え、エンブレムを刷新。2021-22シーズン、WEリーグ初代チャンピオンに輝く。
【OFFICIAL SITE】http://inac-kobe.com/

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