ヴァンラーレ八戸、「全力でひたむきにプレー」

2021明治安田生命J3リーグは、3月14日に開幕する。今シーズンからヒュンメルがサポートするヴァンラーレ八戸は、AWAYのFC岐阜戦でスタートを切る。2月上旬の沖縄キャンプを終え、シーズンを直前に控えた監督、選手に新シーズンの意気込みを聞いた。

組織的な守備から攻撃へ

2019年よりJ3リーグで戦うヴァンラーレ八戸は、J初年度は14勝6分14敗で勝点48の10位。昨シーズンは、8勝9分17敗で勝点33の15位と成績を落とすことになった。2019年の49得点42失点から2020年は42得点56失点と守備が崩れたことが要因のひとつだ。

今シーズン、ヴァンラーレ八戸の指揮を執るのは、昨年末にS級ライセンスを取得した葛野昌宏氏。昨年はヘッドコーチを務めており、3シーズンぶりの復帰となる葛野監督は、2020シーズンを振り、「昨シーズンは失点がちょっと多かったので、失点を減らすために組織的な守備を沖縄合宿から構築してきました。そして、そこから奪ったボールを素早くゴールに結びつける、そういった攻撃を見て欲しいです」と課題の修正を図ってきたことを強調する。

2年連続2桁得点とチーム随一の決定力を誇る上形洋介(かみがたようすけ)選手は、「しっかり全員で守って、失点を防ぐ守備の構築が進んでいます。新井山選手からいいパスが来ると思うんで、それをしっかりと決め、ゴールでチームを助けられるようにやっていきます」と話し、3年連続2桁得点に期待がかかる。

全力でひたむきにプレー

ヴァンラーレ一筋で14シーズン目を迎える新井山祥智(にいやましょうち)選手は、チーム最年長でキャプテンを務める。「まずはチームとして、メンバーもたくさん変わった中で、改めて守備面での構築が課題で、取り組んでいます。個人的にはやっぱりパスを見て欲しいので、上形選手へのアシストを頑張ります」と新井山-上形のホットラインが勝負のカギを握る。

新井山選手は、「僕たちはやっぱり結果を常に意識してやっていかないといけないですし、サポーターも結果を求めていると思うので、それに応えられるように頑張っていきたいと思います」と抱負を語ると、上形選手は、「スタジアムに足を運ぶことが難しい方も出てくると思うのですが、そういった中でもDAZN(ダゾーン)を通してしっかり応援してください。チームとしてしっかり結果を出せるように頑張りますので、共に戦いましょう」とサポーターにエールを送る。

コロナ禍で迎える2021年シーズンも難しい年になることを前提に、葛野監督は、「この状況でも我々はサッカーをさせていただいています。我々ができることは、ピッチ場でその姿を見せることだと思っています。1試合1試合、全力でひたむきに、どんな相手にあたってもその強い気持ちを見せて戦っていきたいと思います」と、プレーできることを希望に変えていく気持ちだ。


ヴァンラーレ八戸について

ヴァンラーレ八戸は、サッカーJ3リーグに所属するクラブチームで、青森県八戸市を中心に県南部地方(県南地方・三八上北)全域の3市11町2村をホームタウンとしたJ3所属のサッカークラブ。2006年に八戸工業サッカークラブと南郷FCが統合。イタリア語で「南の郷」を意味するアウストラーレ (Australe) と「起源」を意味するデリヴァンテ (Derivante) を組み合わせたヴァンラーレ (Vanraure)をクラブ名に採用。2019年よりJ3を舞台に戦っています。

ヴァンラーレ八戸オフィシャルサイト:https://vanraure.net

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