広島市で平和や希望が広がるピースユニフォームを発表!

この夏、2年ぶりに広島で開催される「HiFA 平和祈念 2021 Balcom BMW PEACE MATCH」で、サッカー広島県選抜と長崎県選抜のジュニアユースチームが8月7日に対戦。ヒュンメルはエキップメントパートナーとして、2種類のピースユニフォームを作成しました。

7年目のピースユニフォーム

デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)は、ブランドミッション「Change the World Through Sport.(スポーツを通して世界を変える)」を具現化するための活動をデンマークやシエラレオネなど、世界各国で実施。日本でも、アンプティサッカーのサポートや被爆70年から続けてきたピースユニフォームの発表を行なっています。

スポーツを通して平和を考えるピースユニフォームも今年で7年目。今回は、広島県選抜と長崎県選抜の2つのユニフォームを同じ考え方でデザイン。広島のユニフォームの前面には原爆ドーム、背面には平和祈念像を、長崎のユニフォーム前面には平和祈念像、背面には原爆ドームをプリントしました。

原子爆弾の被爆地である広島県と長崎県が、同じ「核兵器のない世界」というゴールに向かって、70年以上の歩みを続けてきたことを受け、広島は長崎の、長崎は広島の平和への願いを背負うデザインに。また、原爆ドームと平和祈念像の周りには、花言葉が「平和」や「希望」を意味するデイジーを配置。原爆ドームの周りには6輪、平和祈念像の周りには9輪の花を咲かせ、8月6日と8月9日をイメージ。平和や希望が広がる様子を表現しました。(デザイン協力:アシタノシカク

スポーツのできる平和

ピースマッチを含めた4大会に参加する約500人の選手は、碑巡りなどで平和学習を行う。今大会の発起人でもある松井一實広島市長は、7月28日の記者会見で、「若い人が被曝の実相を学び、乗り越えるトレーニングをすることは大事なこと。難しい状況にあっても、知恵を出し、バランスをもってやり抜いてほしい」と選手への期待を口にしました。

株式会社エスエスケイの代表取締役社長である佐々木恭一は、「コロナ感染症により、昨年は開催できなかったピースマッチが2年ぶりに開かれることを嬉しく思っています。前回大会に続き、エキップメントパートナーとして参加しますが、未来を担う若者たちが、平和を願ったユニフォームでプレーする姿を通して、平和の尊さを再度かみしめることができればと思っています」と話しました。

また、2回目となる「HiFA 平和祈念 2021 Balcom BMW PEACE MATCH」のロゴデザインを合わせて作成。ユニフォームのベースにも使用した平和の象徴のハトをベースに、2つのドーム(原爆ドームと旧浦上天主堂)とサッカーボール、両地名と被爆日と共に入れ、過去の歴史を振り返りながら、スポーツが楽しめる平和が続くようにと願うシンボルとしてデザインしました。

さらに、今大会の後援となった国連訓練調査研究所(ユニタール)のロゴを胸に配置。広島事務所の隈元美穂子所長(持続可能な繁栄局長兼務)は、「国連は、戦争の悲劇から学び、持続可能な平和を築いていくために設立されました。困難からのしなやかな復興と平和を体現する広島と長崎の意匠とともに、国連ユニタールのロゴをユニフォームにあしらっていただくことを、とてもうれしく、光栄に思っております」と語りました。

ピースマッチは8/7に開催

HiFA 平和祈念 2021 Balcom BMW」は、ピースマッチに加え、U-18男子とU-15女子で4チームによるリーグ戦、小学生16チームによる大会も行われます。U-18とU-15のリーグ戦に出場する男女の広島県選抜は、ピースユニフォームを着用。ピースマッチの2チームに加えて、合計4チームがヒュンメルのピースユニフォームでプレーします。ピースマッチは、87日の16より、広島広域公園第一球技場・補助競技場で開催。いずれも関係者のみのリモートマッチになります。

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