晴山ケビン、「キャリアハイを更新し続け、優勝に貢献したい」

2020-21シーズン、期限付き移籍先の滋賀レイクスターズで好成績を残した晴山ケビン選手。2021-22シーズンは、京都ハンナリーズで共に過ごした浜口炎氏がHCを務める富山グラウジーズでプレーすることに。晴山選手に、移籍にあたっての決意を聞いた。

自らを成長させてくれるバスケットボール

2015年に東海大学から東芝ブレイブサンダース神奈川(現・川崎ブレイブサンダース)に入団。京都ハンナリーズを経て、2019年に千葉ジェッツふなばしに移籍。2020-21シーズンは滋賀レイクスターズへ期限付き移籍し、56試合に出場。465得点(平均8.3得点)・163リバウンド(平均2.9リバウンド)を記録。キャリアハイといえるシーズンを過ごし、数ある選択肢の中から、移籍先を富山グラウジーズに決めた。

晴山選手は、「今まで4チームを渡り歩いてきた経験から、30歳を前に自分自身にどういったバスケットボールがいいのかを再度考えた」という。その際に、改めて思い起こしたのが、京都時代だった。「浜口炎HCの存在が大きかった。彼のもとでプレーしている時のやりがいを思い出し、一緒に協力して優勝したいという想いが強くなっていった。それに、AWAYでも熱狂的な富山のブースターが、自らへの声援に変わるということにワクワクした」と富山でのプレーを選んだ。

浜口HCは、「まずは、京都を離れた時から、また一緒にやりたいな、という気持ちがあった」という。「彼は、キャラクターがコーチャブル(コーチングを受け入れることができ、素直で成長しようとする意欲が高い)で、選手の信頼も厚い。誰かのために頑張ることができる選手で、うちのチームに必要だと思った。富山はDFとリバウンドが強化ポイントで、チームにとってもいいスパイスになるんじゃないかと思っています」と期待を口にした。

真のグラウジーズの選手に

2019-20シーズンを過ごした千葉では、プレータイムも500分を切り、試合に出られないことで3Pの成功率も下がるなど、思うようなプレーができなかった。「プロ選手として、まずは試合に出たいということが最初はあった。でも、千葉での経験があったからこそ、ベンチから試合を見て学べたことがあった。悔しい気持ちも、自分に足りないところも再確認できた。滋賀ではプロキャリアでは1番という結果を残せたが、満足はしていない。来シーズン、炎さんに教わることで、もっともっと上達して、成長したいという気持ちが強い」とキャリアハイを更新し続けるつもりだ。

富山の入団コメントとして滋賀での成績を上回ることを目標として掲げたが、具体的には、「3Pの成功率40%を最低ラインとし、シューターとしての自分を発揮したい」という。また、「シュートはその日の調子によって思うようにいかないこともあるが、バスケを始めたころに学んだ泥臭いディフェンスは、僕の真骨頂。体を張ったディフェンスで4Qの1番大事な場面でエースにつける選手になりたい」とディデンスでもチームに貢献したいと語る。

「プレーを通して晴山ケビンを知ってもらうことはもちろん、コロナ禍での制限はあるが、オフコートでSNSなどを通してファンの人たちを知っていきたいという気持ちがある。富山のブースターに、『真のグラウジーズの選手』と言われるような熱いプレーで、炎さんと優勝を叶えたい」と、B1リーグの頂点を目指す。


晴山ケビン/KEVIN HAREYAMA

1993年1月14日生まれ、岩手県出身のバスケットボール選手。東海大卒業後、東芝ブレイブサンダース(現:川崎ブレイブサンダース)に入団。京都ハンナリーズ、千葉ジェッツふなばし、滋賀レイクスターズを経て、2021-2022シーズンから富山グラウジーズ。フィジカルの強さとシュート力を生かした献身的なプレーで知られる。

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