滋賀レイクスターズ、「若返った選手たちが滋賀のためにプレー」

B.LEAGUE 2021-22シーズンが、9月30日に開幕した。ヒュンメルが今シーズンからサポートを始める滋賀レイクスターズは、10月2日、HOMEウカルちゃんアリーナで三遠ネオフェニックを迎え撃つ。滋賀レイクスターズの練習場を訪ね、新シーズンへの思いを聞いた。

フィリピン代表キャプテンが加入

昨シーズンの滋賀レイクスターズは、コロナ禍の影響で中止が1試合あり、23勝36敗で西地区10チーム中6位となった。新シーズンは、スペイン代表のアシスタントコーチを務めるルイス・ギル氏がヘッドコーチに就任。昨シーズンから残留した選手が2名、新加入選手が11名と新しいチームになった。

スペイン流のアグレッシブなバスケットボールを志向するルイス・ギルHCは、「プレシーズンマッチを8試合と、シーズン前をハードに過ごした。昨年から2人しか残留していないので、チームケミストリー(チームワークや信頼関係によって生じるプラス要素)育成のために必要だった。開幕戦に向けて準備はできている」と力強く語った。

新加入選手が多い中、やはり最大の注目はフィリピン代表のキャプテンを務めるキーファー・ラベナ選手。9月26日にチームへの合流が発表されたラベナ選手は、「若い選手たちの勝ちたい、上手くなりたいというハングリー精神がいい形で出ている」と、平均年齢が25.5歳(開幕時点)とB1で最も若いチームをポジティブに捉えている。

滋賀のためにプレーする熱い気持ち

キャプテンを務めるのは、新潟アルビレックスBBから移籍の柏倉哲平選手。キャプテン就任にいては、「僕が加入する際には、だいたいメンバーが決まっており、引っ張っていくのは自分だな」と打診される前からキャプテンが視野にあった。

プレシーズンマッチ8試合を経て、「ルイスが求めるバスケができ、ケミストリーが強くなっているのを感じています。激しい攻撃的なディフェンス、スピーディーな展開、パスを繋いでみんなでいいシュートをつくり上げる。個人的にもやりやすく、あっていると思う」と開幕が楽しみな様子。

副キャプテンの野本大智選手は、昨シーズン途中の今年1月、特別指定選手として滋賀レイクスターズに入団。「リーダーシップをとれる選手はいるので、僕は練習で声がけをしたり、ルーズボールに飛び込んだりしてチームを盛り上げたい。早い展開は好きですし、自分の持ち味を生かし、周りも生かせるようにやっていきたい」と語る。選手は入れ替わり、チームは大きく変わったが、「滋賀のためにプレーする熱い気持ちは同じ。エネルギーと若さ溢れるエネルギッシュなプレーに期待してほしい」とブースターに語りかけた。

10月2日、HOMEウカルちゃんアリーナで三遠ネオフェニックスを迎え撃つ滋賀レイクスターズ。三遠には、ラベナ選手の弟が在籍しており、兄キーファー、弟サーディの兄弟対決に注目も集まる。「Rush!突き進め」をスローガンに、生まれ変わった滋賀レイクスターズをブーストしたい。

戦力、未知数


 

滋賀レイクスターズ/ SHIGA LAKESTARS

滋賀レイクスターズは、地域密着型のプロスポーツクラブで完全市民球団。滋賀県初のプロスポーツチームとして誕生。男子クラブとしては、唯一トップリーグに所属するプロクラブとして、滋賀に元気と誇りを届ける。レイクスターズの愛称は、滋賀県民の母なる湖・琵琶湖とチームにかかわる人たちが輝いていけることを願ったもの。昨シーズンは、23勝36敗で西地区10チーム中6位。新シーズンはルイス・ギル・トーレス氏をHCに迎え、B1優勝を目指す。

【滋賀レイクスターズ公式サイト】https://www.lakestars.net/

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