京都ハンナリーズ、「チーム一丸で気持ちを全面にプレー」

B.LEAGUE 2021-22シーズンが、9月30日に開幕した。我らが京都ハンナリーズは、10月2日に、AWAYで新潟アルビレックスBBを相手に開幕戦を迎える。Bリーグ6年目スタートを前に、ハンナリーズの練習場を訪れ、新シーズンに向けて話を聞いた。

1年の経験が財産に

昨シーズン、小川伸也氏がヘッドコーチに就任し、若返った京都ハンナリーズ。開幕4連敗など苦しいスタートとなったが、徐々に連携が改善され、後半戦に盛り返したシーズンとなった。3試合が新型コロナウイルス感染症により中止となり、57試合で21勝36敗の西地区8位でフィニッシュ。

京都ハンナリーズで初めてHCを務めることになった小川HCは、「ヘッドコーチを1年経験できたことが大きな財産です。いろんな苦しみもありましたし、改善できたこともありました。結果はまだまだでしたが、チーム一丸となって戦う姿勢は見てもらえたと思います」と振り返る。

松井啓十郎選手やレイヴォンテ・ライス選手、寺嶋良選手らがチームを離れ、三遠ネオフェニックスから鈴木達也選手、横浜ビー・コルセアーズから秋山皓太選手、レバンガ北海道から内田旦人選手、シーホース三河から加藤寿一選手が加入。今後、新外国人選手の発表も待たれる。

小川HCは、「新加入選手も素晴らしい選手たちで、今までの選手たちとコラボレーションをしっかりできるように進めています。今シーズンもチームとしては、まずはディフェンス。リバウンドとルーズボールをしっかりし、そこから流れを持ってくることを心掛けています。そして、全力でボールに向かうチームとしての姿勢を見てもらえるようにしたいと思っています。新シーズンに向けては、楽しみよりは不安が大きくありますね。常に責任があるので、楽しめる職業ではない、というか。重圧がかかることを任されていることは、ありがたいことです」と1年で築いた財産を胸に、新シーズンを迎える。

いいプレーをチームみんなで共有

昨シーズン、名古屋ダイヤモンドドルフィンズから加入し、50試合でプレーした満田丈太郎選手がプロキャリア初となるキャプテンを務める。「キャプテンとして心掛けていることとしては、流れが悪くなってからでは遅いので、いつもと違うなと思った時点で早めに声を掛けたりしています。あとはいい出来事やプレーがあった時は、それをチームみんなで共有するようにしています。今は特定の人であったり、調子の良い時にしかできなかったりということもありますが、全員ができるようになれば、すごく良いチームになると思います。日頃の練習からやっていれば、試合でも出していけると思いますし、意識しながらやっています」と自らの意識も変わってきた。

「個人的にはディフェンスやトランジションは昨年同様ハードに頑張りますが、それに加えて良い3&D選手(オフェンスでは3ポイントシュートを得意とし、ディフェンスでは相手エースを封じ込める選手)を目指しています。そのためにも3ポイントを高確率で、シーズンを通して波のないように決められるようにしたいと思います。ハードなディフェンスして、3ポイントを決めて、なおかつ走れるとなると相手選手はやりづらいと思います」と、小川HCの目指すバスケを体現する。

B.LEAGUE 2021-22シーズンは、AWAYの新潟アルビレックスBB戦で幕を開け、HOME開幕戦は翌節の大阪エヴェッサ戦となる。バスケットボールシーズンがスタートし、京都ハンナリーズの雄姿が間もなく見られる。GO KYOTO ハンナリーズ!


 

京都ハンナリーズ/ KYOTO HANNARYZ

京都府を本拠地とし、B.LEAGUE1部西地区に所属しているプロバスケットボールチーム。チーム名は、京ことば『はんなり』から命名。『はんなり』とは『上品で明るく華やかなさま』を表しており、歴史ある日本の都・京都にふさわしい言葉。また、忘れ去られようとしている古式ゆかしき言葉をチーム名に表現することで、文化の継承に役立ちたい、という想いも込められています。

【京都ハンナリーズ公式サイト】https://hannaryz.jp/

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