Hummel Meets Morten Olsen(モールテン・オルセン選手インタビュー)

ハンドボールプレーヤーインタビュー、第三弾はデンマーク代表のMorten Olsen(モールテン・オルセン)選手。

初めての自分のコートとは?

デンマークの小さな町オステド(Osted)にあるOsted IFで、プレーしていました。幼いころから兄弟と一緒にスポーツジムに通っていたと、母から聞いています。私の家族はみんなハンドボールをしていましたので、私たち兄弟も常にジムにいました。3歳くらいから、自らコートに行ってプレーするようになりました。ミニゲームをしたことなど、今でもその頃のことを覚えています。振り返るととても楽しい思い出です。

当時から、たくさんハンドボールをしていましたが、トレーニングの時間以外も、私たちはジムにいて、ゴールの代わりに使えそうなドアを探していました。そして両親がトレーニングをしている間、倉庫で遊んだり、プレーしたりしていました。兄弟たちとよく遊び、楽しい時間でした。

 

現在プレーしているコートとは対照的だったのではありませんか?

その通りで、現在とは全く違いますね。幼いころは、友達とただ楽しんでプレーしていましたし、試合の観客も私たち選手の家族だけでした。ですから、ご想像のとおり、現在の数千人もの観客の前でプレーするのとは全く対照的な雰囲気です。

2019年1月に開催された世界選手権では15,000人もの観客がアリーナにいました。私たちがプレーすることがファンにとって、どれほど意味があることなのかを実感することができました。それは本当に素晴らしい感覚で、試合と選手の両方に更なる情熱を与えてくれます。その感覚を、若いハンドボール選手たちにも経験してほしいと思います。
 

TSVハノーバーバーグドルフ(TSV Hannover-Burgdorf)のホームコートはどうですか?

私がクラブに入った当初は、試合にそれほど多くの観客はいませんでした。恐らく平均で2,500人程度だったと思います。現在は、その倍以上で、10,000人もの観客を収容できる大きなアリーナに移動しました。今後、観客数がさらに増えていくと期待しています。

私たちをサポートしてくれるファンがたくさんいて、本当に強いホームとなりました。よく言われることですが、ファンはコート上で8番目の選手だと思っています。ファンがいてくれることで、それがホームゲームであり、そこがホームコートであることを実感することができます。

世界選手権2019でデンマーク代表チームが優勝したときはどうでしたか?

それはとても熱狂的で特別なものでした。デンマークサポーターが相手チームをブーイングしたことに、一部の人は不快な思いをしたかもしれませんが、私はその時、解き放たれた感じがしました。ファンからの強いサポートを感じ、彼らが相手チームにプレッシャーをかけるのも、頼もしく感じました。相手チームに、ここがデンマークであり、私たちのホームであるということを示すことができましたし、その時、私たちはコートを支配していました。

 

どんな時に「Own the Court(コートを支配している)」と感じますか?

何度もありますが、襲ってくるような感覚で、自分でコントロールできるものではありません。試合によっては、全く感じることができないこともあります。でもそれを感じた時は、どんなことでもできると感じ、実際に全てがその通りうまくいきます。本物のゾーンに入り、楽しむことは、素晴らしい感覚です。その時、コートを支配していると感じます。
 

「コートを支配する」ため、適したシューズとは?

動きやすさやフィット感、それに安定感が必須です。それに見た目も重要です。クールなシューズを履いてプレーしていると気持ちも上がってきます。これらを備えているので、ヒュンメルのシューズが気に入っています。

Morten Olsen/モールテン・オルセン

1984年10月11日生まれ 183cm 90kg
デンマーク・オステド出身のハンドボール選手。現在はドイツのTSVハノーバーバーグドルフに所属。2006年にデンマーク代表チームに初選出。2016年リオ大会では金メダルを獲得。また2019年にドイツとデンマークで共催された世界ハンドボール選手権でも優勝するなど、ベテラン選手としてデンマーク代表チームで活躍。

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