ジークスター東京 コロナ禍で高校生が失った機会を創出するトライアウトを実施!

今シーズンから日本ハンドボールリーグに参入するジークスター東京が、8月10日、インターハイなどが中止になった高校3年生のハンドボーラーを対象に、複数の大学スカウトにアピールするトライアウトを開催。筑波大学や国士舘大学など強豪大学のスカウトを前に、19名の男子高校生が懸命にアピールした。

高校3年生のためのトライアウト

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月末の第43回全国高等学校ハンドボール選抜大会や8月の令和2年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が中止となったことを受け、高校3年生のハンドボーラーが活躍する機会を失い、3年時の成長を大学関係者にアピールすることができなくなった。

大学へのスポーツ推薦が難しくなったり、ひいては、ハンドボール界の成長を妨げることになるとの危機感から、ジークスター東京が、今回のトライアウトを独自に開催。

参加したのは男子19名。女子は映像での参加となった。イベント当日は、全国各地から集まった男子生徒のプレーを、筑波大学や国士舘大学、東海大学、日本大学など関東近郊の13校の大学ハンドボール関係者が見守った。

ハンドボールを続けるために

広島県から参加した風呂内海渡(広島山陽学園山陽高校)さんは、「大学でもプレーを続けたいので、こういった機会でチャンスをつかみたいと思った」と参加した動機を語る。コロナ禍により、インターハイがなくなり、モチベーションが下がったというが、「県で代替え試合を開催していただけたので、それに向けて、みんなで頑張ろうとなりました。今日は、初めてプレーするメンバーで難しさはありましたが、大学はもちろん、社会人になってもハンドボールは続けたいです」と熱を込めた。

創部2年目の開智国際大学からは、スタッフとともに木下和重キャプテンも視察に。「今年は大会が軒並み中止になっており、高校生はアピールする場が失われましたが、大学関係者にとっても、高校生を見る機会がなく、こうしたイベントはありがたいです」と語った。

コロナ禍において、ハンドボールにおける全国規模の大会は各年代で中止や延期が続いているが、8月29日に日本ハンドボールリーグが開幕し、with コロナでのハンドボール大会が始まる。ハンドボール界の成長を夢見るジークスター東京の戦いに注目が集まる。


ジークスター東京について

“東京から、世界と戦えるハンドボールチームを!”をコンセプトに、2018年4月に誕生したハンドボールクラブ。ハンドボールの本場ドイツで勝利を意味する「ジーク」と勝ち星を意味する「スター」を積み重ねることによって強いチームを目指すことを表す。2020年シーズンから日本ハンドボールリーグに参入。ITコンサルティングやビジネスイノベーションを手掛けるフューチャー株式会社のグループ会社が運営を手掛け、ITでスポーツを変えていく将来性にも期待が集まっている。

【OFFICIAL SITE】https://www.zeekstar.tokyo/

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