ITでハンドボール界を変えるジークスター東京のエキップメントサプライヤーに

今シーズンから日本ハンドボールリーグに参入するジークスター東京。2003年シーズン以来となる東京をホームタウンとするチームの誕生に、ハンドボール界も活気を見せている。7月28日、記者会見を開き、チームの方向性を示したジークスター東京。ヒュンメルは、エキップメントサプライヤーとして参画、モノトーンに仕上げた欧州テイストなユニフォームを発表した。

ITで新たなスポーツビジネスを

ジークスターの掲げる目標は、壮大で夢のある内容だ。横地監督は、チームの大きな目標を3つ発表。1つ目が、ハイレベルなハンドボール観戦機会を多くの人に提供すること。2つ目が地域社会に貢献し、地域の人に愛されるクラブチームとなること。そして最後が、ITとスポーツを掛け合わせた新たなスポーツビジネスを創出することになる。

ITコンサルティングやビジネスイノベーションを手掛けるフューチャー株式会社のグループ会社が連携しながらクラブ運営を行うことから、ITを駆使したチームマネジメントにも注目が集まる。すでに、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスでも導入され、実績を残している試合分析や映像解析、AIシミュレーションによるチーム強化システムを活用する。

新型コロナウイルスの影響で全体練習が2ヶ月遅れたが、トレーナーと連携した自宅でのトレーニングや各自のランニングなどで対応。「6月から始まった全体練習でも、思っていたほどコンディションが下がっていなかった」と横地康介監督は語る。練習中のデータ収集から始めているIT技術を駆使したマネジメントについては、「試合中でもベンチにいながらデータが見られるようになるので、自分の直感や感覚、戦術が正しく試合にはまっているのかを確認でき、采配に活用できる」と期待をにじませた。また、キャプテンの森下将史選手は、「コロナ禍で大変な中、ハンドボールがプレーできること感謝し、一戦一戦全力で戦い、プレーオフを目指したい」と語った。

ヨーロッパテイストのモノクロユニフォーム

ジークスター東京のユニフォームは、コートプレイヤー(CP)、ゴールキーパー(GK)ともに、カスタムオーダーシステム「オンリーヒュンメル」がベース。ボディはヒュンメルのモチーフであり、未来への広がりを意味するシェブロンラインをシャドーストライプで表現。同色のストライプにすることで、ひとつの大きなシェブロンラインにも見え、ハンドボールの大きな未来を象徴させた。

ホームユニフォームはホワイト、アウェイユニフォームはブラックに。いずれも同色のシャドーストライプで、さらにスポンサーロゴをヨーロッパクラブのように、モノクロで表現することで、ユニフォームとしての一体感を醸成。世界を目指すクラブチームの意気込みを表した。

このユニフォームを着用した公式戦は、8月29日に開幕を迎える日本ハンドボールリーグが初戦に。ジークスターはアウェイでトヨタ車体と対戦する。

ジークスター東京について

“東京から、世界と戦えるハンドボールチームを!”をコンセプトに、2018年4月に誕生したハンドボールクラブ。ハンドボールの本場ドイツで勝利を意味する「ジーク」と勝ち星を意味する「スター」を積み重ねることによって強いチームを目指すことを表す。2020年シーズンから日本ハンドボールリーグに参入。ITコンサルティングやビジネスイノベーションを手掛けるフューチャー株式会社のグループ会社が運営を手掛け、ITでスポーツを変えていく将来性にも期待が集まっている。

【OFFICIAL SITE】https://www.zeekstar.tokyo/

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