名古屋オーシャンズ、今年初の有観客試合

コロナ禍の影響で、Fリーグ2020-2021シーズンは無観客試合でスタートしたが、11月より有観客試合に。名古屋オーシャンズにとっては、11月22日のフウガドールすみだ戦がホームアリーナでファンの応援を受けてプレーする今季初めての試合となった。ヒュンメルDAYと銘打ったこの日、779名の観客が手拍子で盛り上がった。

11ヶ月ぶりのホーム有観客試合

開幕が3ヶ月遅れ、リーグの前哨戦であるカップ戦も中止になった今年のFリーグ。当初はリモートマッチ(無観客試合)となったが、11月から声を出さないなどの制限付きで有観客試合が始まった。11月22日のフウガドールすみだ戦は、名古屋オーシャンズにとって、11ヶ月ぶりで行えたホームでの有観客試合に。客席だけでなく、ベンチも間隔を空けたり、スタッフはマスクに手袋も着用するなど、コロナ対策が取られた。

キャプテンの星龍太選手は、「この日を迎えられて素直に嬉しいです。無観客試合が続いていましたが、試合の前にファンミーティングを開くこともでき、いつもいるファンのありがたみを改めて感じました。今日もパワーをもらえると思うし、その期待に添うためにも負けられない試合になりますね」と試合前に気を引き締めた。

スタジアムDJの里中ユウスケさんは、「今まで無観客でDJをしてきたので、久しぶりにお客様が入った光景に胸がジーンとします」と実況。アリーナでも、「久しぶり」「会いたかったね」など、サポーター同士の会話が広がった。

勝ち続けるチームを支える応援

10月末の日本代表候補合宿でキャプテンの星龍太選手と吉川智貴選手がケガでチームを離脱したものの、代表活動で3週間リーグ戦がなかった間に、新型コロナウイルスの影響で来日できていなかった元U-20ブラジル代表のガブリエル・ペネジオ(ピヴォ)が合流。この日のメンバー表に名を連ねた。

試合は、名古屋オーシャンズペースで進むもののゴールが遠く、カウンターで危ない場面も。15分にぺピータ選手のゴールで先制すると、その後は、3度追いつかれる展開に。緊迫した試合を決定づけたのは、36分の八木聖人選手のゴール。その後、フウガドールすみだのパワープレイを抑え、名古屋オーシャンズは開幕からの連勝を9に伸ばした。

この試合のMVPぺピータ選手は、「多くのお客さんの声援を感じることができた。ありがとうございます」とコメント。

キャプテン代行を務めた星翔太選手は、「お客さんがキラキラした目で見ているのを感じたし、拍手などからその熱を感じることができた。中心選手2名がケガで抜けた試合だったが、そんな中でもしっかりと勝ち点3を取れ、非常に嬉しく思う」と喜びを語った上で、「名古屋は勝ち続けていかなくてはならないチーム」と12月29日まで続くAWAY4連戦に向け気持ちを引き締めた。


■名古屋オーシャンズ

名古屋オーシャンズは、Fリーグのスタートする前年に、日本初のプロフットサルクラブとしてスタート。チーム名には、名古屋港にホームアリーナを構え、海を越え世界に羽ばたいていきたいという思いが込められています。Fリーグ元年の2007/2008シーズンから、リーグ9連覇を達成。リーグ戦は12度、AFCフットサル選手権でも最多の4度の優勝を誇る。

【OFFICIAL SITE】http://www.nagoyaoceans.com/

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