京都ハンナリーズ 「声には出せない喜び」

B.LEAGUE 2020-21シーズンが、10月2日に開幕した。我らが京都ハンナリーズの開幕戦は翌10月3日。HOMEハンナリーズアリーナで富山グラウジーズと対戦。89-97で敗れ、開幕戦勝利とはならなかった。明日10月4日もホームでの富山戦、14:05ティップオフ。

コロナ禍での新シーズンがスタート

新シーズンは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ハンナリーズアリーナではソーシャルディスタンスに配慮した全席指定席の導入や声援の禁止、アリーナの換気や消毒などの対策がとられ、例年とは異なる雰囲気の中で行われた。バスケットボールのある日常を1630人のファン・ブースターが楽しんだ。

開幕に先立って、昨シーズンで現役を引退した村上直さんの引退セレモニーが行われた。現役11年のうち、bjリーグ時代に7シーズン、Bリーグでは2シーズンを京都で過ごした村上さん。「昨シーズン、コロナの影響であっけなく現役を終了することになりましたが、ここでみなさんに感謝の気持ちを伝えられることで、悔いのない現役生活を終えられます。これからは指導者としての道を歩んで、Bリーグを盛り上げていきたいと思います」と感謝の言葉を口にした。

浜口ヘッドコーチとジュリアンが対戦相手に

第1Qは、昨シーズンまで京都の中心選手として活躍し、今シーズン富山に移籍したジュリアン・マブンガ選手のゴールで幕を明けると、一進一退の攻防が続き、前半を42-49で折り返す。第3Qは、マブンガ選手の連続3ポイントを含む9連続得点などで引き離された京都。第4Qにはサイモン選手、フェイゾン選手を中心に得点を重ね、同点に追いつくも、ここで再びマブンガ選手の連続スリーで突き放され、そのまま89-97で試合終了。開幕戦勝利とはならなかった。

前シーズンまで9年、京都でヘッドコーチを務めた浜口炎氏が富山の新監督に就任。アリーナには『おかえり』や『ありがとう』のボードが掲げられ、試合後、浜口ヘッドコーチは、「非常にうれしかったですね」とし、今までと違うアウェイチームの席に座ることに、「角度が違うだけで景色が変わる。ちょっと不思議でしたね」と話した。

声には出せない喜び

京都の小川伸也ヘッドコーチは、課題としてあげていたディフェンスがうまく機能せず、18ターンオーバーとなったことに触れ、「手詰まりになったときの打開策を誰か個に頼るつもりはなかった。デイビッド・サイモンに頼るのではなく、チームとして力をつけないと。デイビッドがこけたら、チームがこけるようなことにはしたくない」と力を込めた。

昨シーズン途中から加入し、初めて開幕戦を迎えた寺嶋良選手は、「明日は必ず勝てるように」と語ったあと、「昨シーズン、無観客試合を経験したので、声援がないとはいえ、ブースターがいるだけで力になりました。声は出せなくても伝わってくるものがあるので、うれしかったです」とブースターの拍手に励まされた。

開幕戦には敗れたものの、ハンナリーズアリーナでBリーグの公式戦が行われるのは、約半年ぶりのこと。スタジアムDJ、はんニャリンやはんなりんのパフォーマンスに加え、手拍子で選手を後押しし続けたハンナリーズブースター。バスケットボールのある日常が戻ってきたハンナリーズアリーナに、声には出せない喜びが広がった。


 

京都ハンナリーズ/ KYOTO HANNARYZ

京都府を本拠地とし、B.LEAGUE1部西地区に所属しているプロバスケットボールチーム。チーム名は、京ことば『はんなり』から命名。『はんなり』とは『上品で明るく華やかなさま』を表しており、歴史ある日本の都・京都にふさわしい言葉。また、忘れ去られようとしている古式ゆかしき言葉をチーム名に表現することで、文化の継承に役立ちたい、という想いも込められています。B.LEAGUE 2019-20シーズンは、13連敗という厳しい時期がありながら、立て直して20勝21敗で西地区4位に。小川伸也新体制での飛躍が期待される。

【京都ハンナリーズ公式サイト】https://hannaryz.jp/

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