大阪難波にある「ラフ&ピース アート ギャラリー」で、人気漫才師・金属バットの個展『ヤバめの金属バット工場』が12月7日まで開催されている。展示会に来ることができない人には、1月11日まで金属バットによる工場見学ギャラリートークが放送中だ。
ヤバめの金属バット工場
大阪難波にあるNGKなんばグランド花月。言わずと知れた大阪の笑いのメッカだが、その裏通りに、吉本興業が手がける芸術のジャンルを取り払う新しいアート空間「ラフ&ピース アート ギャラリー」がある。2周年を前に、現在開催中なのが、アナーキーな芸風で人気の漫才師・金属バット(小林圭輔・友保隼平)の個展『ヤバめの金属バット工場』だ。入り口には野球の金属バットが並ぶ異様な外観で、中に入るとフォトスポットや小林さんによるアート作品や様々なアーティストによる金属バットをテーマにした作品が続く。
小林さんの「工場に就職しました。今までありがとうございました」とのツイートで開催前から話題になるなど、若者を中心に人気の高いイベントに。このアート展をプロデュースしたのは、クリエイティブスタジオ・アシタノシカクの大垣ガク代表。
大垣さんは、戦闘機が爆弾ではなくサッカーボールを落とす「緊張より熱狂を」ムービーやアマビエユニフォームのデザインなどでヒュンメルとは旧知の中。今回のイベントにあたって、空間全体にこだわり、入り口には金属バットを30本以上並べた大垣さんだが、「金属バットといえばSSKだと思った」とヒュンメルに連絡があったことから取り組みをスタートした。
芸人"金属バット"を大量生産!
大垣さんは、アート展の鑑賞を工場見学に見立てる。「ここでは工場長の友保くんと小林くんが、芸人“金属バット”をゴスンゴスンゴスンと大量生産している、という想像からビジュアルと映像をつくりました。そして工場内部に展示された“製品”は35組のアーティストが芸人“金属バット”をモチーフにしたアート作品です」といたって真剣。
「中でも、彼らを裸にして金と銀に塗り込め、体当たりでつくった僕の作品『金属バット拓』は、ドキュメント映像も合わせたものに。独特な魅力を放つ金属バットのご両人らしい、愛に溢れたヤバい空間がつくれたと自負しています」と語る。
アート作品は他にも、小林さんのサイン入りアートや友保さんが工場見学で着用した水着アート、ネタをモチーフにしたコラージュ作品など90点以上が展示。お笑いとアートによるヤバめのアートがそろい、くすっと笑える独特な空間に。
イベントは12月7日(月)までだが、来年の1月11日(月)まで、金属バットが工場長となって、金属バット工場社長に扮した大垣さんと共に作品紹介やトークを繰り広げています。展示会に来ることができない人も、もちろん来た人も楽しめる番組に。最後はとんでもないことに!
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