【延期決定のお知らせ】4/18東京都北区、インクルーシブサッカー大会

2020年4月18日に東京都北区で開催を予定していましたインクルーシブサッカー大会ですが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、参加者および関係者の健康と安全を最優先に考慮し、開催延期とさせていただきます。ご来場を予定いただいておりました皆さまには、心よりお詫び申し上げます。感染拡大防止のためとご理解いただきますようお願いします。なお、今後の開催時期につきましては、感染拡大の状況を判断させていただき、再度ヒュンメルウェブサイト、SNSにてお知らせします。

ごちゃまぜを楽しむ!

デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)は、2018年4月より、知的障がい児・者のサッカースクールを運営する認定NPO法人トラッソスと共同で、知的障がいのある人とない人が同じチームでプレーするインクルーシブサッカー大会を開催しています。3回目となる今年は4月18日、東京都北区のキャプテン翼スタジアム東京北で実施。2月末まで参加者の募集を開始します。

第3回目となるインクルーシブサッカー大会「ゴチャタノ!」は、スニーカーを通して多様性を広げ、共生社会を目指すプロジェクト「hummel PRAY」のひとつ「PRAY with 知的障がい者」の収益を使って2018年4月にスタートしたサッカー大会です。今回その大会メッセージ『ごちゃまぜを楽しむ』を伝えるために、イベントの趣旨を大会名にストレートに表現しました。

当日は、知的障がいのある人とない人が混成チームとなり、通常のサッカーボールやバランスボール、ソフトラグビーボールなどを使って、サッカーを行います。昨年は、普段からボランティアでトラッソスに関わっている人たちだけでなく、体験型授業として参加した高校もありました

10名前後で1チームとなり、チームはそれぞれ異なるユニフォームを着用。それらは全て、知的障がい児・者サッカースクール「トラッソス」のメンバーが、ウェブサイト「オンリーヒュンメル」でカスタムデザインしたもの。認識が弱い方も多い知的・発達障がい児・者が、初対面の人とでも、『仲間』だと認識しやすく、笑顔で会話ができるようにという想いを込めたものになっています。

知的・発達障がい児・者と触れ合う機会に

トラッソスの吉澤昌好コーチは、「このインクルーシブサッカー大会は、『はじめまして』から始まるイベントです。私は、この『はじめまして』がとっても大切なことだと思っています。その言葉から仲間意識や友情が生まれるのが、このインクルーシブサッカー大会の魅力だと思います。緊張した面持ちから満面の笑みに変わっていくのに、多くの時間を要しないのも、イベントの特徴のひとつです。その背景には、トラッソスの子どもたち『トラっ子』がデザインしたユニフォームをみんなに着用してもらっていることが大きな要素になっていると思います。同じものを着て、向き合うことで、直ぐに『仲間』だと認識できます」と語る。

「知的・発達障がい児・者の存在を知ってもらう、触れ合ってもらう機会はなかなかありません。そのような環境の中、サッカーというスポーツで仲間になれるのは大きな受容感や幸福感に繋がり、心が満たされるものになると思っています。今までも切断障がいであるアンプティサッカーの選手や外国人、小学生の参加など、多くの人たちにトラッ子と触れ合っていただきましたが、今年も様々な職種や年代、国籍の方に参加していただき、『ごちゃまぜの楽しさ』を共有して欲しいと思っています」

認定NPO法人トラッソス

トラッソスは、サッカーを通して知的障がい児・者/発達障がい児・者と健常児・者が、お互いを認め合い、尊重し合えるコミュニティ作りを行っているサッカースクール。障がい者と健常者が共に成長できる社会を目指しています。
【公式サイト】https://tracos.jp/

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