京都ハンナリーズ「チームで勝つバスケット」

Bリーグ2019-20シーズンは、B2が9月20にスタートし、B1が10月3日、川崎ブレイブサンダースvs栃木ブレックスの試合で幕を開けた。そしていよいよ今週末からリーグ戦が本格的にスタート。ヒュンメルのサポートする京都ハンナリーズは、ハンナリーズアリーナで滋賀レイクスターズを迎え撃つ。開幕戦を前に、練習場を訪れ、新シーズンに向けた話を聞いた。

アーリーカップで初タイトル

京都ハンナリーズは、昨シーズン、31勝29敗で西地区3位となり、2年連続でチャンピオンシップ(CS)に出場することはできなかった。再びCSを目指す2019-20シーズン、その前哨戦として、9月14-16日に行われたB.LEAGUE EARLY CUP 2019 KANSAIで、京都ハンナリーズは初タイトルを獲得した。

昨シーズンのメンバーから大きな変更はないというものの、PGの伊藤達哉選手やSFの晴山ケビンが移籍し、SG松井啓十郎選手に加え、リーグ開幕前には208cm・150kgのラシャーン・ホロウェイ選手が加入。また、ハンナリーズブースターには馴染みの深い村上直選手が復帰した。

村上選手は、「ブースターの方たちが、『おかえり』って言ってくれて、それは嬉しかった。でも、その声にプレーで応えられるように自覚を持ってプレーしたいです。(ヘッドコーチの浜口)炎さんとも6年ぐらい一緒にやらせてもらったので、やりたいことや思っていることは分かるんで、それをコートで体現したいですね」と話した。

2019-20シーズン開幕!

浜口炎ヘッドコーチは、「伊藤が移籍して、PGが変わった。中村太地、村上直らがどうなるかによってチームは変わってくる。そのふたりには期待していますね。チームとしては、全体的にサイズアップし、インサイド、アウトサイドともに安定感がアップしました。目指すバスケットは、変わらずに『プレーディフェンス、プレーハード、プレートゥギャザー』で、チームで勝つバスケット。まずは、CS進出を狙います」と語る。

成長を求めて今シーズン京都ハンナリーズに加入した中村太一選手は、現役大学生ながら、昨年は横浜ビー・コルセアーズで40試合に出場。「ハンナリーズでは、練習中のコミュニケーションをしっかり取っている。今のプレーに対してどうしたい、こうしてほしいということを話し合っていて、練習試合でも僕が指示して成功するプレーが増えてきた。チームの連携はこれからもっとよくなっていくので、開幕が楽しみです」と話した。

GO HANNARYZ!

昨シーズンアシスト王のジュリアン・マブンガ選手や得点ランク2位のデイヴィッド・サイモン選手らBリーグでも随一を誇る外国人選手や岡田優介選手や松井選手らのベテラン、若手選手をコートで支えるのは、今シーズンもキャプテンを務める内海慎吾選手だ。「僕の力でチームをどうするっていうのは全くなくって、若い選手たちはただ試合経験がないだけ。身体能力や技術はもう及ばないと思っている。彼らのいいプレーを出すには試合に出て慣れることなのですが、彼らはどうやったら試合に出られるのか、チームの戦術などをどう体現できるのかにまだ慣れていない。それを繋ぐ役目が、自分がチームに足せるもの」と語る。

個性織りなすメンバーが連携したとき、チーム力は格段にアップする。60試合続くシーズンは、10月5日、ホーム・ハンナリーズアリーナで幕を切る。ブースターの声援がチームを励まし、選手たちはそれに応えるようにアグレッシブにプレーする。明日はアリーナへ、GO HANNARYZ!

京都ハンナリーズ/ KYOTO HANNARYZ

京都府を本拠地とし、B.LEAGUE1部西地区に所属しているプロバスケットボールチーム。チーム名は、京ことば『はんなり』から命名。『はんなり』とは『上品で明るく華やかなさま』を表しており、歴史ある日本の都・京都にふさわしい言葉です。また、忘れ去られようとしている古式ゆかしき言葉をチーム名に表現することで、文化の継承に役立ちたい、という思いも込められています。

【京都ハンナリーズ公式サイト】https://hannaryz.jp/

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