熊本女子ハンド「史上最高の選手に注目!」

熊本県で開催中の女子ハンドボール世界選手権。3日目はパークドーム熊本とアクアドームくまもとの2会場で6試合が行われた。日本vsコンゴのハーフタイムには、史上最高の女子選手を表彰する式典があった。

子どもたちとの交流でリラックス

アクアドームで行われたキューバvsセルビアは、熊本の小中高生が手作りの旗などで応援する中、セルビアがゴールラッシュで圧勝した。大会2日目、試合のなかったセルビアは、熊本県宇土市の小学生ハンドボーラーと交流した。セルビア代表の大会コーディネートを行っている廣永里美さんは、「選手たちはリラックスでき、モチベーションも上がったようだった」と教えてくれた。

ヒュンメルのサポートチームで、優勝候補のひとつにも数えられたオランダは、スロベニアに敗れて臨んだ2試合目アンゴラに35-28で勝利。日本まで応援にかけつけたヒュンメルオランダチームは安堵と喜びを表現した。

ハンドボール史上最高の選手が熊本に

日本の2試合目は、ヒュンメルのサポートチームのひとつコンゴ。試合開始から日本のペースで試合が進み、日本が開幕2連勝を飾りました。この試合のハーフタイムには、同じくヒュンメルのサポートチームであるルーマニア代表のクリスティーナ・ネアグが2018 IHF女子世界ハンドボール・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞。

11ヶ月におよぶケガのため、熊本には来られないかもと言われたが、代表に復帰。初戦のスペイン戦ではシュート10本で6得点、2試合目のセネガル戦では16本で13得点と存在感を発揮している。最高選手賞の受賞は、2010、2015、2016に続いて4度目。大会前の時点で、代表キャップは190試合、781ゴールを誇るルーマニアの至宝。

受賞については、「日本でこの賞をもらえてとても嬉しく思います。母親にこのトロフィーを届けます」と話し、ヨーロッパの強豪チームが集うグループリーグは、厳しい戦いになっているとしながら、「代表で金メダルを取ることが目標。ターゲットはオリンピックになる」と話した。

2019女子ハンドボール世界選手権大会


熊本県で2019年11月30日から12月15日の期間、開催される第24回世界女子ハンドボール選手権。2年に1回開催されるハンドボールの国際大会で、今大会の優勝チームには2020年に開催される東京オリンピックおよび次回大会の出場権が与えられる。日本を含む24ヶ国が出場。
【大会公式サイト】https://japanhandball2019.com/

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