名古屋オーシャンズ、10度目のFリーグ王者に!

Fリーグの歴史を刻んできた名古屋オーシャンズが、再びその頂点に。勝点差11をつけてレギュラーシーズン1位となった名古屋オーシャンズが、プレーオフを勝ち上がってきたペスカドーラ町田との決勝で、第1戦を4-2、第2戦6-2と勝利。10度目のリーグ王者に輝いた。


攻守にバランスが取れ、レギュラーシーズン1位に

昨シーズンの課題である攻撃力をアップさせ、リーグの前哨戦「sfida Fリーグオーシャンカップ2017 supported by LIFEGUARD」を制した名古屋オーシャンズ。現役ブラジル代表のラファ・サントス選手とペピータ選手。そして日本代表の西谷良介選手に加え、3節より、ヴァルチーニョ選手とルイジーニョ選手のブラジル人コンビが、さらに5節からは、スペインのマグナ・グルペアより復帰した吉川智貴選手がプレーし、チーム層はさらにアップした。

リーグ戦33試合で119得点だった昨シーズンから、リーグ最多の156得点と飛躍的にアップしたことに加え、失点は昨年の66からさらに少なくリーグ最少の59となり、攻守にわたりバランスがとれたチームとして、開幕戦から白星を重ねた。

昨シーズンよりキャプテンを務める星龍太選手は、「昨シーズンも序盤は1位をキープしていて、途中から崩れてしまったことが常に頭にありました。今シーズンも1位を走っていましたが、まわりのチームがあまり勝点を落とさなかったので、常にプレッシャーはありました。20節ホームフウガドールすみだ戦で3-7で負けた時は、昨シーズンのことが頭によぎり、ミーティングを開きました。そこから再び5連勝と踏ん張って立て直せたことはホッとしてます。キャプテンとして、全部自分が引っ張ってきてはいないとは思います。一人一人自覚をもって臨んだシーズンでした」と振り返った。

昨シーズンの負けをプラスに

DUARIG Fリーグ 2017/2018プレーオフは、1月20-21日と駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場にて行われた。リーグ戦1位で決勝戦で待ち構える名古屋オーシャンズの相手は、リーグ戦2位で、プレーオフ1回戦でシュライカー大阪、準決勝で湘南ベルマーレに勝利したペスカドーラ町田となった。

プレーオフ決勝第1戦は、後半途中まで1-2とリードを許したが、GKイゴール選手の退場をきっかけに流れを引き寄せ、3点を奪ったオーシャンズが4-2で第1戦を勝利し、大きなアドバンテージを手にした。

迎えた第2戦は、優勝に3点差が必要な町田が攻勢をかけるが、GK篠田選手を中心に守り抜くと、コーナーキックからルイジーニョ選手のミドルシュートが決まり、先制点。3-1とリードを広げ、パワープレーもしのぎ、第2戦も6-2で勝利。名古屋オーシャンズが、10度目のFリーグチャンピオンに輝いた。

ペドロ・コスタ監督から、「キャプテンとしていろんな役割がある中で、一番攻撃力を持った森岡選手を止めた星も、この決勝のMVP」だと会見で言われた星選手。

チームをまとめたキャプテンは、「一人ひとりが全部を出し切れた決勝だったと思います。ホッとしていますし、幸せです。団結力のある、家族のような雰囲気のチーム作りができたことで、プレーオフファイナルで先制されても我慢強く戦うことができました。それが、この優勝という結果に表れたと思います。昨シーズンの負けの経験をプラスにできたと確かに感じた試合でした。誰一人、相手に気持ちで負けてなかったです」とチームの総合力と団結力を勝因に語った。

名古屋オーシャンズ/NAGOYA OCEANS

名古屋オーシャンズは、Fリーグのスタートする前年に、日本初のプロフットサルクラブ大洋薬品/BANFFとしてスタート。翌2007年、Fリーグ規定に則り、名古屋オーシャンズと改称。チーム名には、名古屋港にホームアリーナを構え、海を越え世界に羽ばたいていきたいという思いが込められています。Fリーグ元年の2007/2008シーズンから、リーグ9連覇を達成。AFCフットサル選手権でも最多の優勝記録3度を誇る。2016年は、アジアチャンピオンとなったが、2016/2017シーズンではリーグ戦2位で迎えたプレーオフで3位に終わった。2017/2018シーズンは、王者復権を目指した戦いとなる。

【OFFICIAL SITE】https://www.nagoyaoceans.com/

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