春中ハンド2018 デンマークからコーチも来日

3月24日、第13回春の全国中学生ハンドボール選手権大会(春中ハンド)の開会式が行われ、翌25日から一回戦がスタート。28日まで熱い戦いが続きます。一昨年から大会の協賛企業となった株式会社エスエスケイ/hummelでは、大会パートナーとして、イベントや販売ブースで参加。今年は新たな取り組みとして、ヒュンメルの母国デンマークで中学生を教える女性コーチを招聘。世界トップクラスにあるヨーロッパハンドボールの良さを選手や監督・コーチに伝えています。

春中ハンド2018開幕

オープニングアトラクションとして、選手が参加するスローターゲットを実施。また、氷見市が舞台のハンドボール漫画『送球ボーイズ』https://urasunday.com/sokyu/index.htmlとのコラボ企画として、顔ハメパネルや限定Tシャツの販売を実施。大会初日と二日目には、原作のフウワイ氏、作画のサカズキ九氏が、サイン会を実施。希望のキャラクターが描いてもらえるとあり、長蛇の列ができました。その他、ヒュンメルでは、様々な大会記念商品が購入できる販売ブースやガチャガチャイベントを実施し、大会に彩りを添えています。

マーチングバンド「MUSICA GRATO 氷見」の演奏やご当地アイドル「寒ぶりっ娘」のステージに加え、今年は新しい取り組みがふたつありました。ハンドボールとぶりのまち氷見オリジナルのゆるスポーツ「ハンぎょボール」の全国初披露と、デンマークから招聘したコーチのデモンストレーションが行われました。

ハンぎょボールには、林正之氷見市長や「送球ボーイズ」の原作者・フウワイさん、元・乃木坂46の宮沢セイラさんが参加。宮沢さんの1ゴール、フウワイさんの3ゴールなど、ぶりのぬいぐるみを脇に挟んでプレーするというゆるさの中にも、ハンドボールの楽しさが感じられるイベントでした。

デンマークコーチが来日

ヒュンメルでは、今回、ハンドボールの本場ヨーロッパで代表キャリアがあり、かつ中学生に対して指導を行っているコーチを招聘することで、春中ハンドに参加した中学生、および指導者に、新しい風を吹き込むことができるのではないかと大会本部とともに考えました。

デンマークから来日したのは、アナ・ラスドロフ・リュウさん。1973年生まれ、セルビア出身。現役時代は、オランダやハンガリー、デンマークなどでプレーし、旧ユーゴスラビアのユース代表として15試合、オランダ代表として85試合と国際経験も豊富で、ヨーロッパ選手権や世界選手権でも活躍。現在はデンマークにしかない特徴的なハンドボールの学校で、中学生年代の子どもたちに対して指導を行っています。

アナさんは、プレーした各国の良さを取り入れた指導をしており、自分自身で考えてプレーすることを重視しています。試合において、都度局面が変わるハンドボールで、その場その場でベストなプレーができるように、コンビネーションの練習を繰り返すなど、考えてプレーができるように日々練習しているといいます。

大会初日に、ドリブルやパスの簡単な練習を披露したアナさんは、大会二日目から試合を観戦。試合後に、選手や監督・コーチに、今後を見据えたアドバイスを行い、質問にも答えています。試合後の選手たちには、「負けていても走り続ける姿が印象的でした。デンマークの女の子たちだとうつむいてしまうのよ」と伝え、『握手をしてください』という選手には、「デンマークではこういうとき、ハグするの」と涙ぐむ選手たちを笑顔にしました。

本日3月26日は2回戦が行われる他、1回戦で負けたチーム同士での交流戦が行われます。日本ハンドボール協会の吉田實副会長が、「春中で、普段対戦することのない他府県のチームと競うことで、自分たちのレベルが全国でどの位置にあるのかを意識し、次を目指すきっかけとしてほしい」と語るように、選手やチームを育成する全国大会は、3月28日まで。ハンドボールの面白さや選手の成長が、春中から、氷見から広がります。

「春の全国中学生ハンドボール選手権大会」について

「中学生があこがれるハンドボール競技の拠点を形成し、スポーツ振興と地域の再生に寄与する」ことを目的に日本ハンドボール協会が主催する中学生のハンドボール全国大会で、中学校の部活チームと地域のクラブチーム両方が参加できる大会です。平成17年度から毎年3月に富山県氷見市で開催されており、今年で13回目。今大会には男子49チーム、女子47チームの計96チームが出場します。
【OFFICIAL SITE】https://haruhand.net//

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