スポーツの可能性を広げる

病気や事故で手足を失った人たちが松葉杖をついてプレーするアンプティサッカー。春の全国大会「第五回レオピン杯」には、(株)エスエスケイ/hummelとして、2015年よりオフィシャルサプライヤーを務めています。レオピン杯は、5月19-20日に大阪市の鶴見緑地球技場で開催され、2日間で11試合の熱戦が繰り広げられました。

第五回レオピン杯Copa Amputee

今年10月にはメキシコでアンプティサッカーワールドカップが開催されることもあり、日本代表の選考の意味合いもある大会となった今年のレオピン杯。ヒュンメルがサポートする関西セッチエストレーラスは、元ブラジル代表で、日本にアンプティサッカーを広めるきっかけとなったエンヒッキ・松茂良・ジアス選手の率いるFCアウボラーダと初戦で対戦し、2-0と完勝しました。

公式戦でアウボラーダから初勝利を挙げるなど、大会毎に積み重なっているチームの成長が感じられましたが、決勝戦では、そのアウボラーダに力及ばず、2年連続で準優勝となりました。

チームの成長

上肢、下肢の切断者が対象のスポーツということで、競技人口が飛躍的に伸びることはありませんが、プレーする年代の幅が広がってきたアンプティサッカー。関西のチーム力アップの理由のひとつにも、若い選手の増加があり、昨秋の日本選手権から加わった中学生の近藤碧選手は、今大会でも特別賞を受賞する活躍。大会後の日本代表候補合宿にも招集されました。

さらに、高校生の佐々野妃紗選手も2回目の大会。この春に手術を行い、スポーツができなくなる可能性もありましたが、初日には途中交代でプレー。「まだまだこんな大きな大会に出ていいのかな、という気持ちは強いけど、アンプティサッカーは、私にとってハンデのなくなる、自由を感じられるスポーツ。クラッチは自分の足同然で、もっとボールを蹴りたいし、もっと全身で走りたいし、もっとチームの役に立ちたい」と話します。

スポーツの可能性を広げる

川西選手は、病気で骨盤を切除し、両足の長さに左右差ができたため、サッカーができなくなりましたが、アンプティサッカーを知り、中学3年生の頃よりプレー。大学生となって初めて迎えた今大会では、専用サポーターをつけ、4試合6得点で得点王に。「サポーターのおかげで、右足を気にせずプレーできました」とその効果を語りました。

(株)エスエスケイ/hummelとしてオフィシャルサプライヤーを務めたレオピン杯は今回で4回目。ヒュンメルは、シエラレオネでもアンプティサッカーをサポートしており、スポーツの可能性を広げる取り組みを行なっています。アンプティサッカーでは、協会やチームを含め、選手やスタッフが、新しい可能性に挑戦し続けています。今後も、エスエスケイ /hummel では、日本アンプティサッカー協会と取り組みを継続していきます。

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