災害よりも成功を伝える「The World’s Best News」

9月のある朝、ヒュンメルウェアを着用した1000人以上のボランティアに加え、政治家や大臣がデンマークの129の街角で、「The World’s Best News」38万部を配りました。国連、DANIDA(デンマーク外務省の管轄で途上国援助を行っている組織)、そして100以上もの開発途上国を支援しているNGO団体と90以上の企業が参加し、デンマークの人々に世界の貧困がどのような状況にあるかを伝えました。これは開発途上国に起きているいいニュースを広げようというデンマーク主導の試みで、ヒュンメルとしては自然と支持することになった活動でした。

災害よりも成功を伝える「THE WORLD'S BEST NEWS」

私たちはともすると、病気や貧困、栄養失調など悪いニュースにフォーカスしがちですが、世界がいい方向に向かっているという事実にもまた目を向ける必要があると思います。「The World’s Best News」は、国連が主導しているプロジェクトで、2015年に貧困を根絶させるMillennium Developmentがうまく進んでいるということを人々に知ってもらうことを目的としています。つまり、発展途上国が大きく進歩しているということ、そして私たちが望めば、貧困を終わらせる機会をつかむことさえできるということを知ってもらうことを意味しています。

ただ、世論調査によると、多くの人は世界的な貧困を根絶することはできないと思っており、Millennium Developmentは非現実的であるととられています。さらに、発展途上国の状況に十分な知識を持っていないにも関わらず、途上国の状況については、非常に悲観的な考えでいます。こうした問題を解決するために「The World’s Best News」は2010年に設立され、途上国の大いなる進歩を伝えています。メッセージは明確で、よいニュースを伝えることにあります。

ポジティブなニュースが広がる価値

ヒュンメルは、今回「The World’s Best News」を配布するボランティアたちが着る1000枚以上のウェアを提供しました。"Change the World Through Sport."(スポーツを通して世界を変える)をミッションに掲げ、アフガニスタンやシエラレオネでサポート活動を行ってきた私たちヒュンメルは、ポジティブなニュースが広がることの価値を信じています。これは発展途上国を援助している人たちにとっても、よりポジティブな出来事で、励ましとなるでしょう。また、「The World’s Best News」はヒュンメルがシエラレオネでパートナーシップを組んでいるNGO団体Play31もサポートしており、いいつながりが紡がれていると思っています。

今回配った新聞には、発展途上国で10人のうち9人の子どもが、学校が始まるのを楽しみにしている、というニュースや、1990年から23億人もの人がキレイな水を飲んできた、という記事が載っています。私たちは、ポジティブなニュースが広がることで、人々にはポジティブな結果がもたらされると思っています。開発途上国についての間違った神話を打ち破り、世界が正しい方向に進んでいることを共にお祝いできる時が来るように願っています。

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