ユニファイドサッカー大会
ごちゃまぜを楽しもう!
@Tokyo 20th Apr, 2018

スニーカーを通して多様性を広げ、共生社会を目指すプロジェクト「hummel PRAY」を実施したのは、2016年のこと。春から冬にかけて4つのテーマで4モデルを発売し、それぞれの収益で、課題解決に繋がるイベントを実施してきました。今回、第4弾「PRAY with 知的障がい者」の収益で、知的障がいのある人とない人が同じチームでプレーするユニファイドサッカー大会を実施しました。

PRAY with 知的障がい者

「hummel PRAY」第4弾では、PRAY with 知的障がい者と題し、知的障がい児・者のサッカースクール「トラッソス」を2003年に立ち上げた吉澤昌好氏をモデルに起用。スニーカーのアッパーには、知的障がいのある自閉症画家・西岡弘治氏の楽譜アートをデザイン。閉ざされた世界に暮らしがちな知的障がい者の理解が進むように、スポーツとアートというふたつの可能性を表現しました。

ヒュンメルでは、“違いを受け入れる”ことを学ぶ機会を増やすことで、多様性を認め合える社会を目指し、「hummel PRAY」を実施。また、知的障がい児・者の地域理解が進むように、このスニーカーの収益を使って、障がいのあるなしにかかわらず、同じチームでプレーするユニファイドサッカー大会を開催しました。

大会には、アンプティサッカー選手(下肢の切断障がい)も含め、180名以上がプレー。スタッフを入れると200名規模のイベントとなりました。また、大会趣旨に共感いただいた大塚製薬株式会社よりポカリスウェットを、日本マクドナルド株式会社よりクーポンの提供があり、大会後まで笑顔の続く1日になりました。

勝利にこだわらない大会

大会は幼児から大人まで、障がいのあるなしに関わらず同じチームでプレー。自己紹介やチームパフォーマンスを決めるアイスブレイクタイムがあり、その後、18チームが3コートに分かれて試合に。パフォーマンスをして、ゴールを共に喜んだり、サッカーボール以外にも、大きなバランスボールやソフトラグビーボールでの試合も織り交ぜながら、勝利にこだわらずに、共にサッカーを楽しみました。

トラッソスが中心になって開催している全日本知的障がい児・者サッカー競技会『にっこにこフェスタ』に会社ぐるみでボランティア参加しているという男性は、「最初は土日がつぶれるので抵抗感があったのですが、しているうちに社会の役に立っているのかな、と感じるようになって。今日は一緒にプレーできるので、同じピッチで子どもたちにアシストできればいいなと思います」と話し、誘われて初めて来たという女性は、「スポーツのイベント会社で働いているのですが、こういう感じは関わったことがなくって。最初は不安もあったのですが、逆に話しかけてくれて、楽しく過ごせました」と話してくれました。

18デザインのユニフォーム

チームの一体感を盛り上げるのに一役買ったユニフォームは、全てトラッソスのメンバーがデザインしてくれたもの。ブルーとオレンジのツートンカラーでまとめたカズマさんは、「トラッソスは、J1に上がったV・ファーレン長崎と同じヒュンメルのチームなので」と説明し、「この柄を見てほしいな」とリクエストしてくれました。

閉会後、トラッソスの吉澤昌好さんは、「今日はゲームが5試合ずつあったので、次の試合を待つ間にも会話が生まれ、ゲーム以外でも繋がりができました。それが楽しかったし、嬉しかったですね。協会などがまだ大きな組織ではなく、地域で活動する一団体としては、いろんな障がいのある人が一緒に、というのは、まだまだ難しいと、先日も学会の際に話し合いました」

「目の前に一生懸命になりすぎて、他と合わせることができないんですよね。今日はアンプティサッカーの選手も来てくれましたし、障がいの有無も性別も経歴も関係なく、『ごちゃまぜチーム』でサッカーを楽しむことができて、よかったと思います」と振り返ってくれました。