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ヒュンメルでは、今春よりスニーカーを通して多様性を広げ、共生社会を目指すプロジェクト「hummel PRAY」を実施しています。8月に発売した第3弾は、長崎原爆被災者協議会と協働した平和スニーカー。その収益すべてを使って、2017年1月19日、20日に、被爆者の谷口稜曄氏の講演会を大阪で開催します。長崎が世界で最後の被爆地となるように平和を希求する「PRAY with Hibakusha」の次なる取り組みです。

PRAY with Hibakusha

「PRAY with Hibakusha」と題した「hummel PRAY」第3弾は、サッカーJ2の V・ファーレン長崎と2015年より発表している平和祈念ユニフォームでの取り組みをさらに深めていくために、長崎の被爆者の方たちと協働。16才で被爆し、60年以上平和活動を続けている谷口稜曄(たにぐちすみてる)氏にモデルを務めてもらいました。さらに、スニーカー自体にも平和を祈る想いを込めるため、平和のためのカモ柄「peacecamo by nowartt(ピースカモ バイノワート)」を採用。本来は戦争のためのカモフラージュが、花のチカラで平和のためのカモフラージュに変化していく様子を表現しています。

今回のスニーカーによる収益はすべて、谷口氏が会長を務める長崎原爆被災者協議会に寄付します。日本は、世界で唯一の被爆国であるにも関わらず、広島や長崎、沖縄など平和教育が盛んな地域と、そうではない地域が存在します。しかし、これは一地域の問題ではありません。今回、長崎原爆被災者協議会の平和講演を他地域の子どもたちを対象に行うことで、平和教育における地域格差をなくしていく一助とします。私たちヒュンメルは、“違いを受け入れる”ことを学ぶ機会を増やすことで、多様性を認め合える社会を目指しています。

平和講演会@大阪市

平和講演会は、谷口氏とともに、被爆二世で長崎原爆被災者協議会事務局長の柿田富美枝氏も登壇。初日は大阪市の書店にて、2日目は貝塚市の小学校でと2日にわたり実施します。

初日実施する大阪市の隆祥館書店は、創業時より平和について発信してきた地域の文化サロン的な書店で、2011年より「作家さんとの集い」をスタート。今回で151回目を数えます。今までにも、絵本『へいわってすてきだね』(詩:安里 有生・画:長谷川 義史)や『ぼくは満員電車で原爆を浴びた』(語り:米澤鐡志・文:由井りょう子)など戦争と平和をテーマに講演会を行っています。

店主の二村知子氏は、開催にあたって、「後世に被爆者の記録を残さなければならないという責任を感じてもらえるように、長崎での被爆を語り続けてこられた谷口さんの思いを私たちは知っておかなければならないと思っています。当たり前に思っている平和が損なわれるということがどういうことなのか、今回を機会にお考えいただければと思います」と話しています。

入場料は、スニーカーの収益でまかなわれますが、参加には谷口氏について書かれた著作(絵本『生きているかぎり語りつづける-谷口稜曄さんが世界中に伝えたいこと-』(主婦の友社)か、ルポ『谷口稜曄-聞き書き-原爆を背負って』(西日本新聞社))を購入する必要があります。申し込みは隆祥館書店まで。

【谷口稜曄 平和講演会】
2017年1月19日(木) 18:30開演、19:00-20:30
隆祥館書店5F多目的ホール
大阪市中央区安堂寺町1-3-4
*詳細は隆祥館書店HPにて。

谷口稜曄 (たにぐちすみてる)

1929年福岡県生まれ。1945年、郵便配達中に爆心地から1.8kmの地点で被爆。3年7ヶ月に及ぶ入院生活の後退院。60年以上にわたり平和活動を続け、特に自らの入院時の写真『赤い背中の少年』が世界で発表された1970年以降は、最前線で体を張り、声をからしてきた。2010年には国連本部に招かれ、平和演説を実施。2015年には、個人としてノーベル平和賞候補にも推薦され、2016年11月にはドイツのガウク大統領と会談するなど、87才になる今も、「私を最後の被爆者に」と世界中で平和を訴えている。

柿田富美枝(かきたふみえ)

1953年長崎県生まれ。1993年より長崎原爆被災者協議会に勤務し、被爆二世として本格的に平和活動を始める。2002年、および2014年にはワシントンで追悼祈念集会、2015年にはニューヨークでNPO再検討に向けたNGO共同行動に日本被団協の代表として参加。また、長崎被爆二世の会を仲間とともに設立し、被爆者を支え、被爆体験を次の世代へ伝える活動も実施。「子どもたちと平和について、命について、考える取り組みにしたい」と語る。長崎原爆被災者協議会事務局長。
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