平和祈念ユニフォームを着る責任と誇り

戦後70年、被爆70年を迎えた2015年の夏より、ヒュンメルがV・ファーレン長崎と発表してきた平和祈念ユニフォーム。原爆の悲惨さとともに、スポーツのできる平和の尊さを感じられるようにという思いを込めたユニフォームを、今年もV・ファーレン長崎イレブンが着用してプレー。被爆72年となる明日8/9の長崎原爆の日を前に、8/5の岐阜戦を戦いました。8/11ホーム湘南戦と8/16アウェイ福岡戦でも平和祈念ユニフォームを着用します。

今年は欧州でも発売する平和祈念ユニフォーム

戦後70年、被爆70年を迎えた2015年の夏より発表している平和祈念ユニフォームも3年目。スポーツが平和に対してできることのひとつのあり方として、欧米のメディアでも広く紹介されてきましたが、今年はヨーロッパでの発売も決まっています。

ヒュンメルでは、ユニフォームで平和を伝える活動から一歩踏み込み、昨年の夏には、長崎原爆被災者協議会と協働した平和スニーカー「hummel PRAY」を発売。その収益を使って、2017年には被爆者による平和講演会を平和教育における地域格差をなくしていく一助にしたいと、大阪で実施するなど、長崎から平和の尊さを伝えていく活動を続けています。

今年の平和祈念ユニフォームは、折り鶴とタスキ、そして長崎の象徴にもなっている「平和祈念像」で表現。平和の象徴である折り鶴をベースの柄に落としこみ、左肩から右裾にかけて、折り鶴によるタスキを浮かび上がらせ、原爆の悲惨さと平和の尊さを次世代につないでいく気持ちを表しました。

平和祈念ユニフォーム着用マッチ

今年の平和祈念ユニフォーム着用マッチは、8/5のFC岐阜戦、8/11の湘南ベルマーレ戦のホームゲーム2試合と、8/16のアウェイ・アビスパ福岡戦の3試合。8/9の長崎原爆の日を前に行われた岐阜戦では、後半ロスタイムで劇的な勝ち越し弾で勝利を収めたV・ファーレン長崎。3位に浮上し、続く2試合は上位2チームとの対戦となり、J1昇格に向けても大事な試合になります。

岐阜戦のヒーローは、78分から交代出場し、決勝ゴールを決めた中村慶太選手。昨年、平和祈念ユニフォームを長崎原爆資料館に寄贈した際に、選手代表のひとりとして訪れた中村選手は、試合後にこう話してくれました。「長崎に原爆が落とされた歴史はもちろん知っていますし、原爆資料館にも行ったことがあります。そういう中で、この平和祈念ユニフォームを着られる責任と誇りを感じました」

また、現役時代広島でもプレーし、地元長崎出身である高木琢也監督は、「長崎に住んでいれば、日常的に平和への思いを感じる機会がありますが、われわれが平和祈念ユニフォームを着て勝利することで、いろんなメッセージを発信できるのではないかと思います」と語りました。

8/11には「FUNKIST」のLIVEで平和を感じる

平和祈念ユニフォームで2試合目となる8/11湘南戦(@トランスコスモススタジアム長崎)では、平和にまつわるイベントを今節も実施。メインゲート総合案内所には、平和祈念ブースが設置されます。3年にわたる平和祈念ユニフォームの紹介パネルのほか、長崎原爆資料館に寄贈する千羽鶴作成コーナーも併設。自宅で折った千羽鶴をチームに預けていただくとともに、当日の作成協力も呼びかけます。

また、2013年にも試合前にスタジアムでのミニライブを行ったことがあり、Ⅴ・ファーレン長崎サポーターソングにもなっている『V-ROAD』を歌う「FUNKIST」が来場します。FUNKISTのボーカル染谷西郷さんは、この10年以上にわたって、毎年8月には長崎でLIVEを行っており、「ありきたりな日常の大切さを、長崎に教えてもらった」といいます。

「今回、平和祈念ユニフォームを着用する大切な試合の前に歌を歌わせていただけることになりました。大好きな長崎を思いながら作った『V-ROAD』という曲に、『一番の勝利はあなたといれること。一番の勝利はあなたと歩む事』というフレーズがあります。この思いを胸に、スタジアムの皆さんと一緒に声と心を重ねて歌いたいと思っています」

V・ファーレン長崎/V-Varen Nagasaki

V・ファーレン長崎は、有明SCと国見FCが統合した有明SCを前身とし、2005年に現監督の高木琢也氏をテクニカル・アドバイザーに迎え、V・ファーレン長崎に改称。2009年より日本フットボールリーグ(JFL)で戦い、2012年にJFL初優勝。2013年シーズンよりJ2で戦う。V・ファーレンのVは、ポルトガル語で勝利を意味するVITO’RIA(ヴィトーリア)とオランダ語で平和を意味するVREDE(ブレーダ)の頭文字。それに航海を意味するオランダ語VAREN(ファーレン)を合わせた造語。日本初の国際貿易港である長崎から平和への発信と、県民の夢と希望を乗せ、勝利への航海を意味します。

【OFFICIAL SITE】http://www.v-varen.com/

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被爆72年


平和祈念ユニフォームの責任と誇り


Nagasaki, Japan 5th Aug, 2017

戦後70年、被爆70年を迎えた2015年の夏より、ヒュンメルがV・ファーレン長崎と発表してきた平和祈念ユニフォーム。原爆の悲惨さとともに、スポーツのできる平和の尊さを感じられるようにという思いを込めたユニフォームを、今年もV・ファーレン長崎イレブンが着用してプレー。被爆72年となる明日8/9の長崎原爆の日を前に、8/5の岐阜戦を戦いました。8/11ホーム湘南戦と8/16アウェイ福岡戦でも平和祈念ユニフォームを着用します。

今年は欧州でも発売する平和祈念ユニフォーム

戦後70年、被爆70年を迎えた2015年の夏より発表している平和祈念ユニフォームも3年目。スポーツが平和に対してできることのひとつのあり方として、欧米のメディアでも広く紹介されてきましたが、今年はヨーロッパでの発売も決まっています。

ヒュンメルでは、ユニフォームで平和を伝える活動から一歩踏み込み、昨年の夏には、長崎原爆被災者協議会と協働した平和スニーカー「hummel PRAY」を発売。その収益を使って、2017年には被爆者による平和講演会を平和教育における地域格差をなくしていく一助にしたいと、大阪で実施するなど、長崎から平和の尊さを伝えていく活動を続けています。

今年の平和祈念ユニフォームは、折り鶴とタスキ、そして長崎の象徴にもなっている「平和祈念像」で表現。平和の象徴である折り鶴をベースの柄に落としこみ、左肩から右裾にかけて、折り鶴によるタスキを浮かび上がらせ、原爆の悲惨さと平和の尊さを次世代につないでいく気持ちを表しました。


平和祈念ユニフォーム着用マッチ

今年の平和祈念ユニフォーム着用マッチは、8/5のFC岐阜戦、8/11の湘南ベルマーレ戦のホームゲーム2試合と、8/16のアウェイ・アビスパ福岡戦の3試合。8/9の長崎原爆の日を前に行われた岐阜戦では、後半ロスタイムで劇的な勝ち越し弾で勝利を収めたV・ファーレン長崎。3位に浮上し、続く2試合は上位2チームとの対戦となり、J1昇格に向けても大事な試合になります。

岐阜戦のヒーローは、78分から交代出場し、決勝ゴールを決めた中村慶太選手。昨年、平和祈念ユニフォームを長崎原爆資料館に寄贈した際に、選手代表のひとりとして訪れた中村選手は、試合後にこう話してくれました。「長崎に原爆が落とされた歴史はもちろん知っていますし、原爆資料館にも行ったことがあります。そういう中で、この平和祈念ユニフォームを着られる責任と誇りを感じました」

また、現役時代広島でもプレーし、地元長崎出身である高木琢也監督は、「長崎に住んでいれば、日常的に平和への思いを感じる機会がありますが、われわれが平和祈念ユニフォームを着て勝利することで、いろんなメッセージを発信できるのではないかと思います」と語りました。


8/11には「FUNKIST」のLIVEで平和を感じる

平和祈念ユニフォームで2試合目となる8/11湘南戦(@トランスコスモススタジアム長崎)では、平和にまつわるイベントを今節も実施。メインゲート総合案内所には、平和祈念ブースが設置されます。3年にわたる平和祈念ユニフォームの紹介パネルのほか、長崎原爆資料館に寄贈する千羽鶴作成コーナーも併設。自宅で折った千羽鶴をチームに預けていただくとともに、当日の作成協力も呼びかけます。

また、2013年にも試合前にスタジアムでのミニライブを行ったことがあり、Ⅴ・ファーレン長崎サポーターソングにもなっている『V-ROAD』を歌う「FUNKIST」が来場します。FUNKISTのボーカル染谷西郷さんは、この10年以上にわたって、毎年8月には長崎でLIVEを行っており、「ありきたりな日常の大切さを、長崎に教えてもらった」といいます。

「今回、平和祈念ユニフォームを着用する大切な試合の前に歌を歌わせていただけることになりました。大好きな長崎を思いながら作った『V-ROAD』という曲に、『一番の勝利はあなたといれること。一番の勝利はあなたと歩む事』というフレーズがあります。この思いを胸に、スタジアムの皆さんと一緒に声と心を重ねて歌いたいと思っています」

V・ファーレン長崎/V-Varen Nagasaki

V・ファーレン長崎は、有明SCと国見FCが統合した有明SCを前身とし、2005年に現監督の高木琢也氏をテクニカル・アドバイザーに迎え、V・ファーレン長崎に改称。2009年より日本フットボールリーグ(JFL)で戦い、2012年にJFL初優勝。2013年シーズンよりJ2で戦う。V・ファーレンのVは、ポルトガル語で勝利を意味するVITO’RIA(ヴィトーリア)とオランダ語で平和を意味するVREDE(ブレーダ)の頭文字。それに航海を意味するオランダ語VAREN(ファーレン)を合わせた造語。日本初の国際貿易港である長崎から平和への発信と、県民の夢と希望を乗せ、勝利への航海を意味します。
【OFFICIAL SITE】http://www.v-varen.com/

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