韓国のハンドボールチームが来日!

「大阪発 夢の日韓戦2017 ~日韓交流ハンドボールフェア~」が、7月22日、大阪市中央体育館で開催され、ヒュンメルコリアのサポートする2チームが来日。韓国女子No.1チームのSKシュガーグライダーズが今年から日本リーグに参戦する大阪ラヴィッツと、韓国男子No.2のSKホークスが琉球コラソンと対戦しました。


SKシュガーグライダーズ vs 大阪ラヴィッツ

試合はラヴィッツが先制し、常に先手を取る形で前半が進みました。GKの泉幸歩選手が顔面でシュートをブロックするなど、ファイト溢れる好プレーで会場の声援に手を挙げて応えると、チーム最年長でJHL通算得点記録保持者の田中美音子選手がゴールを決めるなど、14-11とラヴィッツがリードして前半を終えました。

後半は立ち上がりからSKシュガーグライダーズが連続得点で同点に追いつき、その後は一進一退の攻防に。最後は地元大阪の応援を受けたラヴィッツが、28-27で勝利しました。泉選手は、「韓国のチームが相手で、体を張ってプレーしないと止められないと思っていました。反省点もありますが、大事なところを一本でも止められたかな、と思います」と語りました。

センターバックの古賀美穂選手は、「ラヴィッツに入団して初めての国際試合。韓国チームが相手で緊張しましたが、チームとしていい雰囲気でプレーでき、日本リーグに繋がるいいゲームができました。個人的にはミスもあり、そこを修正してラヴィッツとして初参戦となる日本リーグをいい形で迎えたいですね」と8月26日よりスタートする第42回日本ハンドボールリーグに目を向けました。

SKシュガーグライダーズのキム・ウォングン団長は、「こういうイベントは韓国ではなかなかありませんし、チームにとっていいチャンスでした。代表選手やケガで抜けている選手がいるなかで、いい試合ができました。合わせたことのないセットでプレーした時間帯もありましたが、可能性が感じられたいいゲームでした。SKはチームワークが良く、メンタルが強い。韓国でトップになるために、3年間チームを作ってきた成果です。大阪ラヴィッツは、真面目でハンドボールが好きで楽しんでいる雰囲気がありました。3年集中すれば、日本でトップになれると思いますよ」と話しました。


SKホークス vs 琉球コラソン

DJがリズムを刻み、コールをする中、男子の試合もスタート。コラソンが3点先制し、リズムをつかんだかに見えましたが、レッドカードで一人少なくなると、SKがダブルスカイを決め、アリーナの雰囲気が一変。前半はその勢いのまま15-9とSKが6点リードで終えました。

後半には、SKに退場者が続き、コラソンが2点差まで迫りましたが、パワープレイ中に逆に2点取られるなど、チャンスを生かし切れないまま、27-22でSKホークスが勝利しました。試合後、コラソンの水野裕矢代表取締役社長は、「あそこでゲームセットでしたね」とパワープレイ中のミスを悔やみました。

「ラスト3分で1点差にしてというプランでしたが、ミスが出てしまった。マイナス2点のプレーでした。ただ、韓国は日本より強い印象ですね。左利きにいい選手が揃っていて、どの世代も強い。途切れないですね。コラソンのライトバック福田も左利きのいい選手で、世界でも通用すると思いますが、まだまだパワーやスピードが足りていないのを感じたと思います」

レフトウィングの仲程海渡選手は、「U-22の代表で一度対戦したメンバーがいて、気持ちが入りました。いい結果にはなりませんでしたが、まだまだだと認識できたので、早く帰って練習したいですね。どう見ても個人の力の差がありました。動きやフェイントという個人でやられたところがあるので、そこをアップさせていきたいです。点差以上に実力の差があったように思いますが、今日の課題を日本リーグ開幕に向けて修正していきたいと思います」と話しました。

ポストプレイヤーのチョン・ジンホ選手は、「思ったより観客が多くて楽しかったですし、諦めずに最後までプレーしたコラソンに感動しました。コラソンの印象としては、足が速くてクロスプレイにスピードがありましたね。SKとしては、ケガ人もいる中で、新しいチームとしてスタートするいい試合になったと思います」と語りました。

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