12月25日、千葉・フクダ電子アリーナで、第38回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会の決勝戦が行われました。INAC神戸レオネッサは、アルビレックス新潟レディースと対戦。延長戦を終えても0-0。迎えたPK戦を5-4で制し、2大会連続6度目の優勝。INACサポーターに大きなクリスマスプレゼントを届けました。

INAC神戸レオネッサ
神戸市及び兵庫県におけるスポーツコミュニティの担い手を育成し、国際的な活動も展開していく総合スポーツクラブとして2001年4月にINAC(INternational Athletic Club)として設立。女子サッカーチーム「レオネッサ」は同年11月に誕生。日本代表選手を多く抱え、2011年からなでしこリーグ3連覇、2013年にはシーズン4冠を獲得した。
【OFFICIAL SITE】http://inac-kobe.com/

3試合連続延長戦を戦い抜いたINAC神戸

今シーズンのINAC神戸は、2016プレナスなでしこリーグで2位、2016プレナスなでしこリーグカップで予選リーグで敗退。2016年は日テレ・ベレーザの後塵を排する格好となっていました。最後のタイトルと臨んだ皇后杯は、2回戦から登場。大商学園高校、FC吉備国際大学Charmeに勝利し、ベスト8からはなでしこリーグ1部のチームとの対戦に。準々決勝が浦和レッズレディース、準決勝がベガルタ仙台レディース、決勝がアルビレックス新潟レディースとなり、いずれも延長戦にもつれ込む熱戦となりました。

準々決勝は、延長のロスタイムに、後半から途中出場した道上彩花選手が劇的な決勝ゴール。続く準決勝は、同じく途中出場の京川舞選手が延長で2ゴールを決め、3-1で勝利し決勝戦へ。決勝の相手は、昨年と同じ新潟L。決勝戦のヒロインは、GKの武仲麗依選手。準決勝延長で、負傷したGK福元美穂選手と交代した武仲選手は、「福元さんの分まで」とPK戦のビックセーブで優勝を手繰り寄せました。

皇后杯連覇!2017シーズンへ

昨年の皇后杯決勝戦は、その試合で現役引退を表明していた澤穂希選手が、自ら決勝ゴールを決めての劇的な優勝。なでしこジャパンで正GKとして活躍した海堀あゆみ選手も堅守で勝利に貢献しました。

今年、連覇を成し遂げたキャプテンの高瀬愛実選手は、「自分にとっては、この2回の優勝に大きな違いはあまりなかったですが、チームとしては違いましたね。昨年はベテラン選手の大きな活躍で優勝ができたと思いますが、今年は若手選手の活躍がチームに勢いと勝利を呼び込んでくれました。どちらの優勝も全員で手にしたものですが、これからのINACにとって、この違いは大きいと思います」と振り返ってくれました。

8日間で延長戦3試合、120分ゲームを3度も戦ったINAC。「正直とても辛かったです(笑)。ただ、昨シーズンからハードワークをベースに選手全員が練習に取り組んできました。それが厳しい戦いを勝ち抜けた要因のひとつだと思います。そして気持ちですね。優勝しよう、優勝したいという気持ちが、チームの一体感を高めました」

「今シーズン積み上げてきたものの結果が皇后杯の優勝だったと思います。今回の優勝をさらに良いものにして、来シーズンこそはリーグ優勝したいと思います」と語った高瀬キャプテン。2013年の4冠を最後に、リーグ戦での優勝からは遠ざかっているINAC神戸レオネッサ。女王復権に向け、2017シーズンへの戦いがもう始まっている。