FCザンクトパウリ、2015/2016新ユニフォーム発表!

宮市亮選手の移籍で、日本でも注目が高まっているFCザンクトパウリ。昨シーズンからヒュンメルとの契約がスタートし、2015/2016シーズンは2シーズン目。昨年の「隠れたヒーロー」をテーマにしたものとは打って変わって、新ユニフォームは同性愛差別反対を示したものになります。


同性愛差別反対を打ち出した新ユニフォーム

ヒュンメルとFCザンクトパウリは、新しい2015/2016シーズンユニフォームで同性愛差別反対を打ち出します。本日7/18(土)、FCザンクトパウリはスペイン1部リーグのRayo Vallecano(ラーヨ・バジェカーノ)とプレシーズンマッチを行います。この試合で、ザンクトパウリは新ユニフォームを着用します。

ザンクトパウリの選手たちは、時に「茶色いウェアを着た少年たち」とサポーターに呼ばれるように、今年のホームユニフォームもヴィンテージ調のブラウンを基調としています。それに控えめな形で肩口に入ったシェブロンラインが、ファッショナブルなアクセントとなっています。

しかし、2015/2016シーズンのハイライトは、疑いようもなくアウェイユニフォームになります。白いユニフォームの袖口に施されたレインボーカラーは、ヒュンメルとFCザンクトパウリがレズビアンやゲイのコミュニティをサポートし、同性愛差別に反対することを表しています。また、後ろ襟の内側には、ザンクトパウリのシンボルとも言えるドクロマークがレインボーカラーになっています。今回のゲームウェアコレクションは、ホーム&アウェイの2枚に加え、カップ戦用の赤いユニフォームと3種類のGKユニフォームで完成します。


ザンクトパウリが持つ真の価値とは

「私たちはこの新しいユニフォームコレクション、特にアウェイユニフォームにとても満足しています」と語るのはヒュンメルドイツのJens Binek CEO。長年にわたり、FCザンクトパウリは、同性愛差別に反対してきました。2013年には性の多様性への支持を象徴するレインボーフラッグをホームスタジアムMillerntor Stadium(ミラントア シュタディオン)に掲揚することを決めたほど。

「私たちはクラブの同性愛差別反対を支持し、ドイツ中にこの問題への意識が高まるようにコミットメントしていきます。もしかすると、ドクロマークのフラッグがこのチームのシンボルのように思われているかもしれません。しかし、ザンクトパウリとそのサポーターの持つカルチャーにとって真に重要な価値とは、体制に迎合せず、一人ひとりを尊重する勇気を持つ姿勢にほかならないのです。私たちが求めてきたことであり、誇りに思えることを表したこのユニフォームが、ザンクトパウリをまた他のクラブとは違うユニークなクラブにしてくれると思います。そういうわけで、今回のユニフォーム発表は、大きなイベントや派手なキャンペーンを行いませんでした。そのカラーが話すがままに任せようと思ったのです」

本日行われるラーヨ・バジェカーノとのプレシーズマッチでFCザンクトパウリはアウェイユニフォームを着用します。ユニフォームコレクションは、ザンクトパウリのオフィシャルショップ、および通販サイトで7/20(月)より、発売を開始する予定です。

FCザンクトパウリについて

FC St.Pauli(ザンクトパウリ)は、1910年に創設されたドイツ・ハンブルクをホームタウンとするサッカークラブ。ブンデスリーガ2部/ツヴァイテリーガに所属するローカルチームながら、ドイツ国内ではFCバイエルンミュンヘンに次ぐ人気チームで、世界中にサポーターが2,000万人いるとも言われています。シンボルマークのドクロは、ハンブルクで絞首刑を執行された海賊クラウス・シュテルテベガーを偲んだパンク歌手のマブゼが、ドクロの旗を持ってスタジアムに行ったことがきっかけ。また人種や階級、セクシャリティなどによる差別問題に取り組んでいることで知られ、敵味方問わず、文化的なアイコンとして多くの共感を集めています。
【OFFICIAL SITE】https://www.fcstpauli.com/

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