
 |

白山は、福井、石川、岐阜、富山の四県を南北に2,000m級の山々が連なり、太平洋側へ流れる長良川、日本海側へ流れる九頭竜川などの水源にあたります。最高峰は御前峰の2,702m。1億年前、湖底にあったこの白山地域は噴火で上昇。今では万年雪と豊富な高山植物、ブナの原生林と多種多様な野生動物、それに数多く噴出する温泉群など多様性を持った自然が国際的にも評価を受け、ユネスコの生物圏保存地域に指定されています。
さてさて、そんな白山に今回は西宮店・名古屋店のスタッフ4名で梅雨明け前に登ってきました。コースはスタンダードな別当出合いから砂防新道を通って室堂を目指すルートです。天気は心配していた通り雨。登山口に着いた途端に降り出し、ぽつぽつと降る中、そそくさとレインウェアを着用。山の上部はガスがかかって全く見えません。 |

整備の方々と何度もすれ違いましたが、彼らに感謝しながら、またきれいに咲いた花々に目を奪われながら登りました。数々の高山植物は本当に可憐でかわいい花ばかり。花びらに雨のしずくが付いてきらきらして、雨も捨てたもんじゃない、と笑みがこぼれます。
しだいにガスが濃くなり、先が見えづらくなる中、甚之助避難小屋付近で昼食を済ませて、すぐに出発。雨風が強まる中、しばらく進んでからアイゼンを着用。思ってたよりも雪があり、さらに断崖のそばを歩かなくてはいけない場所も。冷や冷やしながら足元に気をつけ、登り続けること5時間40分。やっと室堂山小屋に到着です。 |

|
 |
室堂には乾燥室が完備されており、濡れた服を乾かすことができました。そして夕食。私たちが行った6月末は小屋で食事や売店のサービスをしていない時期だったので、食材もビールもザックに入れて運びました。皆で鍋を囲みビールで乾杯。プシュ、グビ、プハーっとやって、一斉に皆「うまいっっ!!」。あまりのハモリ具合に持って上がった苦労を忘れちゃいました。ちなみに、白山室堂小屋の食事や売店の営業は7月から10月半ばまでですのでご注意を。
小屋スタッフの方々の気配りもあり、快適に楽しい時間を過ごし、20時に消灯。雨音が叩きつける音を聞きながら、眠りに就きました。天候回復の願いは叶わず次の日も雨・・・。安全を最優先し、最高峰御前峰への登頂は断念。下山することにしました。天気は徐々に回復。エコーラインを下るコースで、行きとは違う景色を見ながら下山。雨と霧で幻想的に見えた登りとはまた違う雄大な緑に感動しました。
今回は、山頂にこそ登れませんでしたが、それだけに一層印象に残る山行になりました。標高や地域、季節が違えばこんなにも天候や気温の変化が違うのだと実感。改めて準備の大切さを感じました。そして、次はどこに行こうかとスタッフでわくわくと思案中。皆さんのお気に入りはどこですか。 |

|
|


|