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世界一になった川端&中田選手が、ジャパンカップを前に思いを語る


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審判ウェアに続き、WBSC公認試合球としての契約を締結したSSK。8月の世界大会からSSKボールが使われているが、いち早く優勝の栄冠を手にしたジャパンチームは、第8回WBSC女子野球ワールドカップを制した侍ジャパン女子代表となった。4番川端友紀選手と1番中田友実選手に、10月26日から始まる女子野球ジャパンカップを前に話を聞いた。

 

4大会連続出場の川端友紀選手

侍ジャパン女子代表は、2006年に開催された第3回大会から6大会連続の優勝を飾った。12年間世界のトップであり続け、2012年の第5回大会3試合目から続く連勝記録も30に伸ばした。4番としてチームの主軸を担った川端友紀選手(埼玉アストライア)は、第5回大会より出場。今回4回目のワールドカップとなった。

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平均年齢が21.35歳と若いチームとなった今年の侍ジャパン女子代表。川端選手は、チーム最年長となり、その経験からチームの精神的支柱ともなったが、本人は自然体で臨んだ。「特に役割などを意識せず、若い選手たちが気をつかわないようにしたいと思っていました。初対面の時に感じた気づかいも、日を追うごとに、彼女たちから声をかけてくれるようになったり、コミュニケーションが上手くとれたことが良かったと思います」

川端選手は、全試合4番で先発出場し、29打数9安打3打点、打率.450、出塁率.517。決勝戦では、先制タイムリーを含む2打点で、勝負強さを発揮した。「とにかく勝たなければならないという気持ちが1番強かったです。打席では大きいのは狙わず、コンパクトに強いスイングを心掛けていました。連戦での疲れやケガが1番心配だったので、日々のケアを怠らないように意識していました。日本の4番を任されている以上、結果を残さないといけないと思っていたので、優勝した瞬間は、嬉しさよりもホッとした気持ちの方が大きかったです」

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初出場の中田友実選手

中田友実(愛知ディオーネ)選手は、主に1番で全試合に出場。23打数8安打5打点、打率.348、出塁率.500とチームをけん引する役割を果たした。「全てが初めての経験でしたし、今年は思うような結果が出ていなかったので、不安との戦いでした。そんな中でも、本当に信頼できる三浦選手、川端選手が3番4番に控えていて、塁に出れば、返してくれるので、心強かったです。また、父が遥々フロリダまで応援に駆けつけてくれて、良いところを見せたいと思ってプレーしました」

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4試合目となったキューバ戦は、今大会初めて先制された苦しい展開に。先制された直後の6回表、先頭打者は中田選手だった。「世界大会は7回制なので、ここで出られなかったら終わりくらいの覚悟でいきましたね。『出れば絶対返してくれる』という気持ちだけで打席に入り、なんとか出塁。三浦選手がヒットで返してくれました。打たなきゃいけない場面で打てる。本当に凄いなと思いましたね」と印象に残った試合を教えてくれた。

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また、優勝については、「私自身が世界の頂点に立てるなんて思ってもいなかったですし、本当に素晴らしい経験をすることができました。優勝が決まった瞬間も本当に嬉しかったです。日の丸を背負うプレッシャーもあったので、解放されたというか、ほっとしました。ただ、ベンチに帰った直後にドーピング検査の知らせを受けたので、すぐに現実に戻されたことは今でも忘れませんね」と笑った。

 

女子野球ジャパンカップ開幕

女子野球ジャパンカップは、プロとアマチュアが女子野球日本一をかけて戦うトーナメント大会で、10月26日(金)に開幕。高校4チーム、大学2チーム、クラブ2チーム、プロ3チームの合計11チームが日本一を目指す。

1回戦でクラブ1位のハナマウイと対戦する埼玉アストライアの川端選手は、「ジャパンカップでは、日本代表で同じチームだった選手との対戦も楽しみです。プロアマ関係なく、一緒になって女子野球を盛り上げられる大会になればいいと思います」と話した。

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2018シーズン年間女王となった愛知ディオーネの中田選手は、「ジャパンカップはアマチュアチームと唯一争うことができる大会。私もこの大会で多くのことを学びましたし、アマチュアの選手に、夢を感じてもらえるような、憧れてもらえるようなプレーをしていきたいです。全て普段見ることのできない試合になりますのでぜひ球場に足を運んで下さい」と語った。

10月26日(金)は1回戦3試合、27日(土)は準々決勝4試合、28日(日)は、準決勝と決勝が行われる。この12年間、世界一の女子野球を誇る日本の女子硬式野球頂上決戦が、京都市のわかさスタジアム京都で始まる。

 

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