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山火事にあったサンタ・ローザ市にウェアを寄贈

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この度の2017年アメリカ合衆国カリフォルニア州で起きた大規模な山火事により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 

サンタ・ローザ市で深刻な状況に

カリフォルニア州北部ナパ郡山間地で2017年10月8日に発生した山火事は、カリフォルニア州で過去最悪の犠牲者を出し、10,000人以上の方が避難生活を強いられました。4つの地域で同時発生した山火事は、ワインの産地としても知られるナパ郡やソノマ郡、ユバ郡で大きな被害をもたらし、特にソノマ郡サンタ・ローザ市では、深刻な状況となりました。

fire11枚目、2枚目の画像は、ThePressDemocrat Youtube Channelより

株式会社エスエスケイにとって、アメリカ西部のカリフォルニア州はゆかりの強い土地で、1980年に設立したSSKアメリカ・インクもカリフォルニアにあり、ディンプル加工のグラブを拡大させる起点となりました。

現地でSSK BASEBALLのメジャーリーグ担当を務めるロブ・ウイリアムスも火災による避難生活を強いられました。ロブから、現地の状況を聞いたエスエスケイでは、避難生活により、夜間でも外で過ごさざるを得ない時間が多い事実を受け、防寒のジャンバーやフリースを送付することを決定。日常着として使ってもらえるように、12月から2月にかけて、現地の人たちに手渡しました。

日常着に使えるウェアを送付

日本から出荷したウェアの第一弾は、12月に届けることができました。サンタ・ローザ市にあるカーディナル・ニューマン高校で、生徒とその家族に対して、170枚の防寒ジャケットを手渡し、「クリスマスを前に心温まる贈り物をもらった」と、喜んでもらえました。

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1月には、避難した家族のために基金を募る野球クリニックが行われ、地元のマイナーリーグやサンフランシスコジャイアンツ、オークランド・アスレチックスの選手たちが活躍しました。あらゆる年代の子どもたちが参加し、エスエスケイは、ここでも170枚以上のウェアを手渡すことができました。

2月に、最後となる寄贈をカーディナル・ニューマン高校で行ったロブは、「カーディナル・ニューマン高校は、天然芝の野球場を含め、校舎の半分が焼け落ちました。学校は閉鎖されたままですが、ソノマ郡全体で、授業が始まりました。複数の学校や学年での合同になったため、生徒はもちろん、先生にとっても大変なものになっていますが、日常生活が戻り始めたことは、大きな希望だと受け止めています」と話しました。

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また、「多くの人の助けを受けて、サンタ・ローザの人たちにウェアを届けることができました。私自身、自分の育った街が焼け、非常につらい思いをしましたが、今回の山火事をきっかけに知り合った人たちと、心ふれあう時間を共有することができました。これから復興に向けては長い道のり人になると思いますがが、ベースボールを通して、地域に貢献することができればと思います」と話しました。

エスエスケイでは、被災地の一日も早い復興を心より祈念いたします。